研修体験記
- 【専攻医1年目】 |
- 【専攻医2年目】 |
- 【専攻医3年目】 |
- 【専攻医4年目】 |
- 【5年目以上】
- 【途中入局】 |
- 【女性医師】 |
- 【ICU】 |
- 【産科麻酔】 |
- 【心臓麻酔】 |
- 【ペイン・緩和】
- 【大学院】
- 5年目以上
私は麻酔科7年目になり、現在は大学病院で心臓血管外科症例を主に担当しシニアレジデントの指導にあたっています。昨年度まで国立循環器病研究センター(以下、国循)でのフェローシップを経験し心臓麻酔を勉強してきました。このHPは麻酔科に興味を持ってくださった研修医の先生が見ておられると思いますので、私が学んだことなどを紹介させていただき、少しでも参考にしていただけたら幸いです。
国循では術式別の管理を学ぶのではなく、その根本にある“循環管理”をしっかり教えてくれる先生に恵まれました。心臓手術の術式は多彩ですし小児も含めるとどんどん多岐にわたって難しいイメージですが、根本的な“循環管理”は同じであることが分かります。国循にいた2年間でその“循環管理”を徹底して学びました。そしてそれを後輩に伝えていくのが今の私の仕事と言えます。
当医局からは毎年コンスタントに心臓麻酔研修を志すレジデントがおり、今国循で研修をしている後輩が来年や再来年に私の仕事を引き継ぎ指導に当たるというサイクルができています。実際に私の前に国循で研修した先輩には、心臓麻酔を現在も続けておられる先生も多いですが大学院や海外留学などで研究活動をされている先生もいます。私も今後心臓麻酔の経験を活かして集中治療や臨床研究などの分野を勉強していけたらと思っています。一つサブスペシャリティを持った後に次の勉強をすることができるのは人数が多い当医局ならではだと思います。
全ての医局に長所、短所があると思いますし完璧はあり得ないですが、自分が受けた研修より良い研修を後輩に受けてもらうために取り組んでいます。先輩方がそのために尽力してくれたおかげで自分が成長できたと思います。今回は心臓麻酔の話に特化しましたが、他の分野においても研修体制ができており一流の先輩がいますので、まずは見学などに来ていただけたらと思います。ぜひ一緒に働きましょう。