研修体験記
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- 専攻医4年目
私は横浜市立大学を卒業し、横浜市内の市中病院で初期研修を修了して横浜市大麻酔科に入局しました。
1年目は横浜市立市民病院と横浜市大附属病院で一般麻酔を中心に、2年目は附属病院と川崎幸病院で一般麻酔・心臓麻酔について勉強しました。3年目は静岡こども病院で小児麻酔、市民総合医療センターでICUを学び、現在入局4年目で国立循環器病研究センターに勤務しております。
後期研修中は一般麻酔、心臓麻酔、小児麻酔、ICUと幅広く経験を積むことができるよう施設の移動は比較的多くなりますが、様々な分野を専門とする先生方から直接指導を受けることができ、将来の選択肢も広がります。私は後期研修中に心臓麻酔に興味を持ち、積極的に臨床に取り組んできましたが、重症症例の管理ができる力をつけたいと思い、循環器病センターを希望しました。入局当初は将来進みたい方向が定まっていなくても、後期研修の3年間で多くの施設を回ることでそれぞれの分野を牽引されている先生方と出会い、様々なロールモデルを見て自分のサブスペシャリティを考えていくことができたので、この医局を選んでよかったと思います。
横浜市大麻酔科は、経験を積んだ上級医が後期研修医に教育を行うという屋根瓦式の教育体制があり、術前の麻酔計画から術中、術後管理まで一つ一つの症例で学びを得ることができます。また、末梢神経ブロックや心臓麻酔の理解を深めるための解剖実習、ABCDsonography、人工心肺セミナーなど、麻酔科医としてスキルアップにつながる生涯学習のセミナーも充実しており、後期研修終了後も学習の機会に恵まれていると思います。
研究においても、上級医の指導のもとで臨床研究を行い、日本麻酔科学会総会や海外学会での発表を経験しました。日々の臨床から生じた疑問を研究にするための組み立て方やデータの抽出、英語での発表や論文の書き方などを学び、貴重な経験ができたと思います。
サブスペシャリティの選択やワークライフバランスなどは人それぞれですが、横浜市大では充実した研修生活を送れると思いますので、興味のある方はぜひ一度見学にいらして下さい。