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箱根セミナー2025を開催いたしました!


2025年度 箱根セミナー開催報告

2025年11月29日・30日の2日間、ザ・プリンス箱根芦ノ湖にて「箱根セミナー」を開催しました。

今年も多くの学生・初期研修医の皆さまにご参加いただき、総勢80名を超える大規模なセミナーとなりました。

学びの時間はもちろんのこと、箱根の温泉や食事も楽しみながら、

充実した2日間を過ごすことができました。                                                            


■1日目:ワークショップ

私たちのセミナーテーマは『臨床で即実践可能』としており、

体験型の学びを大切にし、人工呼吸器(挿管・ハイフローセラピー・NPPV)と周術期エコーの計4ブースを設営しました。

参加者の皆さんには実際に呼吸器設定を行っていただき、エコーも自ら手に取って体験していただきました。

教科書だけではなかなか得られない「身体で理解する学び」や「イメージとしての理解」を深めることができ、

明日からの臨床にすぐ活かせる知識につながったのではないかと思います。

エコーブースでは、被験者のご協力のもと、

肺・心臓・頸部・腹部を中心に実際にプローブを当てながら走査を体験していただきました。画像の描出方法や読影のポイントだけでなく、「臨床でどう活かすか」という実践的なコツまで学べる内容となりました。

さらに今回は、最新機器にも触れていただける機会を設けました。

Electrical Impedance Tomography(EIT)のデモ機をはじめ、最新の経皮的酸素モニターや温度センサーなど各種モニタリング機器の比較体験、温風式加温装置の使用感の体験など、

臨床現場に直結する内容を数多く盛り込みました。

参加者からは「すぐに現場で活かせる」「実際に触れられて理解が深まった」といった声も多く、大変好評をいただきました。


■2日目:ウェットラボ

2日目は、豚の肺・心臓を用いたウェットラボを中心に、より実践的な体験学習を行いました。

人工呼吸器設定を変更することで肺の動きがどのように変化するのか、気道抵抗やコンプライアンスの変化、さらにはリクルートメント手技の効果など、普段の臨床では“見えない現象”を見える化しました。

視覚的に理解することで、知識が一段と深まったのではないかと思います。
ブタ気管で3種類の方法で外科的気道確保を実践し、ブタ心臓で実際に解剖を行い、

心臓血管麻酔や循環管理に直結する構造を確認してもらいました。

さらに、CV・挿管ブースも設け、通常の挿管手技に加え、ファイバー挿管やCV穿刺まで幅広く実践してもらいました。

初期研修医や学生であっても臨床現場を超えた経験を通して深く理解し、

実際に手を動かすことで手技を獲得することで臨床とのギャップをなくすセミナーを目指し、

楽しみながら学べる指導を心がけています。


■箱根セミナー2025を振り返って・・・

二日間を通して、参加して頂いた初期研修医・学生の皆さんが自ら手を動かし、

積極的に学ぼうとする姿がとても印象的でした。

横浜市立大学麻酔科・集中治療部では、若手の成長につながる環境づくりを大切にしており、

本セミナーのみならず、実臨床においても若手育成に重点を置いています。

横市麻酔科医局は、300人を越える医局員と長い歴史が示すように、

教育が更に次の世代を育てる好循環が根付いていることが、横市麻酔科の大きな強みです。

今回のセミナーで得た経験が、臨床現場での対応力向上につながることを心より願っています。

来年度もさらに充実した学びの場を提供できるよう、医局一同努めてまいります。

本セミナーは多くのスタッフの皆様のご協力により、機材準備から実習サポートまで円滑に進行することができました。

心より感謝申し上げます。