歴史

ヨコハマとともに歩む横浜市立大学

私たち横浜市立大学の歩みは、国際都市横浜の歩みとともにあります。その源流をたどると横浜開港時にまでさかのぼります。開港とともに諸外国との交易が盛んになると、商業の実学を学ぶ子弟の学び舎として。また、西洋医学の普及による医学の発展を目指し、人材育成、医学研究、そして伝染病予防の拠点として。私たちは開港以来、我が国の社会課題解決と発展に実学で寄与してきました。それらの源流から脈々と受け継がれているものを私たちは持ち続け、発展させ、次の100年に向けてさらなる進化を目指します。伝統と革新のその先へ。私たちは先人たちが築いてきた歴史を礎に、進化し続けます。


トップページのデザインに取り入れた「いちょう」のモチーフは、金沢八景キャンパスの銀杏並木に由来しています。この銀杏並木は、1948年、医学部の前身となる横浜医科大学予科の学生たちが植樹。四季折々に美しい姿を見せる並木は横浜市立大学を代表する風景のひとつとなっています。

  • 大学の歴史
  • 病院の歴史

図書館入口(昭和17年頃)
図書館入口(昭和17年頃)
学生生活も戦時色が濃くなる。昭和17年(1942)卒業アルバムより
学生生活も戦時色が濃くなる。
昭和17年(1942)卒業アルバムより

1881

明治14年(1881)横浜貿易商組合総理 小野光景ほか27氏が発起人となり、
横浜商法学校創立の計画を立つ
「横浜商家の子弟に対し商業並貿易実務の為必要なる学術を教授す」

1882

明治15年(1882)横浜商法学校(Y校)設立、授業開始

1888

明治21年(1888)「横浜商業学校」に名称変更
 

1898

明治31年(1898)横浜市立十全看護婦養成所設置

1917

大正6年(1917)横浜市に移管「横浜市立横浜商業学校(Y校)」に改称

箱根駅伝に 過去6 回出場箱根駅伝チラシ(昭和39年)

1928

昭和3年(1928)横浜市立横浜商業専門学校(Y専:商学部の前身)設立

Y校には2年制の専修科が当時ありましたがこれを廃止し、1ヵ年延長して修学年限3ヵ年の横浜商業専門学校(Y専)を1928年に設立しました。その後Y専は1949年に学制改革により横浜市立大学に移行。そのため、Y専設立の1928年を創立年にしています。

1933

昭和8年(1933)Y専に横浜経済研究所設置
図書館入口(昭和17年頃)

1944

昭和19年(1944)「横浜市立経済専門学校」に改称(Y専)
横浜市立医学専門学校設置
学生生活も戦時色が濃くなる。
昭和17年(1942)卒業アルバムより

1947

昭和22年(1947)横浜医科大学予科を開設(六浦)

1949

昭和24年(1949)Y専を横浜市立大学商学部に移行 「横浜経済研究所」を
「横浜市立大学経済研究所」に改称。 附属研究所となる 横浜医科大学開学

1952

昭和27年(1952)横浜医科大学を横浜市立大学医学部に移行
文理学部が発足し3学部(商・文理・医)となる
横浜市看護婦養成所として看護学科、准看護婦学科が発足

1953

昭和28年(1953)
「横浜市看護婦養成所」を「横浜市立高等看護学院、准看護学院」に改称

1954

昭和29年(1954)
専門課程発足
文科7専攻
(哲学、史学・地理学、国文学・中国文学、
英文学、独文学、仏文学、社会科学)
理科2専攻(数学、生物)

1955

昭和30年(1955)
医学部6年制に
校歌発表会(県立音楽堂)

1959

昭和34年(1959)理科に2専攻(化学・物理)を増設

1961

昭和36年(1961)医学研究科(博士課程)設置

1963

昭和38年(1963)本校舎完成
三枝博音学長、国鉄鶴見事故で不慮の死(大学葬)

箱根駅伝に過去6 回出場箱根駅伝チラシ(昭和39年)

1965

昭和40年(1965)図書館・学生ホール完成

1966

昭和41年(1966)横浜市立高等看護学校・横浜市立准看護学校開校

1970

昭和45年(1970)経営学研究科(修士課程)
経済学研究科(修士課程)設置

1971

昭和46年(1971)市立高等看護学校・市立准看護学校を再編
「医学部付属高等看護学校」に改称

1978

昭和53年(1978)文科系研究棟(商文棟)竣工

1984

昭和59年(1984)木原生物学研究所設立
財団法人木原生物学研究所より移管され附置研究所となる

1985

昭和60年(1985)総合研究教育棟(新理科館)落成

1987

昭和62年(1987)医学部が福浦キャンパスに移転

1989

昭和64年(1989)総合体育館落成
平成元年(1989)総合理学研究科(修士課程)設置
 

1991

平成3年(1991)経営学研究科(博士後期課程)設置
総合理学研究科(博士後期課程)設置

1993

平成5年(1993)国際文化研究科(修士課程)設置

1995

平成7年(1995)文理学部を改組し国際文化学部、理学部設置
4学部(商・国際文化・理・医)となる
看護短期大学部を開設

1996

平成8年(1996)国際文化研究科(博士後期課程)設置

1997

平成9年(1997)経済学研究科(博士後期課程)設置

1998

平成10年(1998)医学研究科(医科学専攻/修士課程)設置
 

2001

平成13年(2001)鶴見キャンパス設置
総合理学研究科(連携大学院/生体超分子システム科学専攻博士後期課程)設置

2003

平成15年(2003)医学研究科博士課程再編

2005

平成17年(2005)公立大学法人横浜市立大学発足
商学部・国際文化学部・理学部の3学部を統合、国際総合科学部設置
看護短期大学部募集停止。医学部に統合し医学部看護学科を設置
経営学研究科、経済学研究科、総合理学研究科、
国際文化研究科を統合し、大学院国際総合科学研究科を設置

2009

平成21年(2009)
国際総合科学研究科を再編し、国際マネジメント研究科、
都市社会文化研究科、生命ナノシステム科学研究科を設置

2010

平成22年(2010)医学研究科看護学専攻(修士課程)設置

2013

平成25年(2013)生命医科学研究科設置

2018

平成30年(2018)データサイエンス学部設置
医学研究科看護学専攻(博士後期課程)設置

2019

平成31年(2019)
国際総合科学部を再編し、国際教養学部、国際商学部、理学部を設置

2020

令和2年(2020)データサイエンス研究科設置

2023

令和5年(2023) データサイエンス研究科
ヘルスデータサイエンス専攻(博士後期課程)設置

市大の豆知識
いちょうの館

創立75周年を記念し、卒業生の
寄附金等により建設(2004年竣工)

横浜市立大学キャラクター 「ヨッチー」
創立8 0 周年企画で、2 0 0 8
年に誕生。
学生プロジェクトの発案、デザイン
をもとに、在学生、卒業生、教職
員からの人気投票により決定。

1871
1872
1874
1877
1881
1882
1888
1891
1898
1917
1923
1924
1927
1928
 
1933
1944
1947
1949
1952
1953
1954
1955
1959
1961
1963
1965
1966
1970
1971
1976
1984
1985
1987
1989
1990
1991
1993
1995
1996
1997
1998
2000
2001
2003
2005
2009
2010
2013
2018
2019
2020
2023

1871

明治4年(1871年)
早矢仕有的の首唱による有志の寄附をもとに弁天通に「仮病院」を開設

早矢仕有的(ハヤシ ユウテキ)医師・実業家(丸善創業者)。福沢諭吉門下生。ハヤシライスの語源になったという説あり。

1872

明治5年(1872年) 横浜中病院開院(太田町)、中病院を移転(野毛山)、「横浜共立病院」と改称

1874

明治7年(1874年) 神奈川県に移管「県立十全医院」に改称
明治7年(1874)開院当初の十全医院

1877

明治10年(1877年)
コレラ流行対策としてシモンズが市内医師を十全医院に集め講習会

早矢仕有的(ハヤシ ユウテキ)医師・実業家(丸善創業者)。福沢諭吉門下生。ハヤシライスの語源になったという説あり。

1891

明治24年(1891)横浜市に移管「横浜市十全医院」に改称
 
 

1923

大正12年(1923)関東大震災により横浜市十全医院全焼

1924

大正13年(1924)南吉田町(現浦舟町)に応急病院を設けて移転
大正13年(1924)大震災後の仮病院

1927

昭和2年(1927)病棟建設開始(~昭和14年)
 
 
 

1944

昭和19年(1944)
横浜市立医学専門学校付属十全医院」に改称
 

1949

昭和24年(1949)
「横浜医科大学病院」に改称

1952

昭和27年(1952)
医学部設置に伴い「横浜市立大学病院」と併称
 

1954

昭和29年(1954)
「横浜市立大学医学部病院」に改称
明治7年(1874)開院当初の十全医院
大正13年(1924)大震災後の仮病院
 
 
 
 

1990

平成2年(1990)救命救急センター設置

1991

平成3年(1991)医学部と同じ福浦に医学部附属病院開院
「横浜市立大学医学部病院」を「医学部附属浦舟病院」に改称
附属病院(福浦)
 
附属市民総合医療センター(浦舟)
附属病院(福浦)

2000

平成12年(2000)「医学部附属浦舟病院」を
「医学部附属市民総合医療センター」に改称
附属市民総合医療センター(浦舟)
 
 

2005

平成17年(2005)公立大学法人横浜市立大学附属病院、
公立大学法人横浜市立大学附属市民総合医療センターとなる

市大の豆知識
いちょうの館

創立75周年を記念し、卒業生の
寄附金等により建設(2004年竣工)

横浜市立大学キャラクター 「ヨッチー」
創立8 0 周年企画で、2 0 0 8年に誕生。
学生プロジェクトの発案、デザインをもとに、在学生、
卒業生、教職員からの人気投票により決定。