YCU 横浜市立大学 データサイエンス研究科 ヘルスデータサイエンス専攻

Activity

活動

コロナ回復者専用抗体検査PROJECT

〈特設サイト〉https://covid19-kaifuku.jp/

型コロナウイルス感染症より回復された方を対象に、東京都医師会・神奈川県医師会・大阪府医師会より後援、および地域医療機関の協力を得て大規模な抗体検査を開始。
2020年7月29日には、記者会見を行い、メディアにも大きく取り上げられました。8月より予約受付を開始、9月より各協力医療機関での血液検査を行っています。
募集開始から9月30日の受付終了までの2か月間で800件以上のお問合せを頂き、600名以上の方より研究参加のご協力を得ることができました。

研究概要

回復者の体内で産生された新型コロナウイルスに対する抗体が感染から1年後までの中長期を経た後も残存するかを調査すると共に、新型コロナウイルスの感染阻止に寄与すると考えられる中和抗体の測定を同時に行っています。回復者の体内に中和抗体が確認されれば、再感染する可能性は低く、また1年後までの中長期を経た後の各種抗体の減少率などについて調査をすることで、新たな生活様式・社会活動のあり方に関する提言やより正確な既感染率の推定などに繋がり、今後実施される多様な抗体保有率調査などにも活用されることが期待されます。

広報

まず、一般的な抗体検査とは異なり、回復者向けだということを認識してもらうため、「コロナ回復者専用抗体検査PROJECT」と名称を設定。そして、感染者がポジティブに研究に応募していただけるよう「新型コロナと戦った証を、未来の力に。」というコピーを軸に広報を行いました。ビジュアルでは、抗体を「盾」に見立てたイラスト等で、印象的かつ分かりやすく、親しみやすいトーンで、広く受け入れられることを狙いました。