担当

川崎 隆(講師,機能的定位脳手術技術認定医),坂田 勝巳(准教授,部長)

治療詳細

顔面けいれんや三叉神経痛に対する外科的治療も積極的に行っております.患者さまの症状や背景に応じてボツリヌス療法や薬物療法を含め,最も良いと思われる治療法を選択しております.実際には後頭蓋窩良性脳腫瘍の手術症例が多い関係で,保存的治療の効果がなく神経内科や口腔外科の先生方から手術目的で紹介される事が多く,手術治療を中心で行っております.

手術治療例

手術をお受けになった患者様のご好意によります.個人情報保護のため年齢,性別は呈示いたしません.

三叉神経痛

図1:右三叉神経痛に対する微小血管減圧術 (MVD)
3年前より右顔面痛を自覚.徐々に悪化し,歯磨きや食事が困難になった.内服治療(テグレトール)を行ったが効果なく,手術を希望され当科外来紹介受診.右後頭下開頭にて微小血管減圧術 (MVD) を施行.術後,顔面の痛みは消失し,12日目に退院された

顔面けいれん

図2:右顔面けいれん再発に対する微小血管減圧術 (MVD)
6年前に他院にて微小血管減圧術を施行されるも6ヶ月後に再発.以後内服治療およびボツリヌス療法を施行するも一時的な効果しか得られず,手術を希望され当科紹介受診.右後頭下開頭にて微小血管減圧術 (MVD) を施行.前回手術のプロステーシスを除去し,後下小脳動脈を剥離移動し顔面神経REZを減圧した.術後,約1週間で顔面けいれんは消失し,14日目に退院された.
PAGE TOP