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研究に興味のある方へのメッセージ

研究に興味がある臨床医へのメッセージ

臨床に生かせる研究をしてみたい!研究をしてみなければ解決できないのではないか?と思ったご経験はないでしょうか。臨床活動を主に行う臨床医であり続けながら、研究を試してみることは思ったより簡単です。教室の多くのスタッフが、普段は研究をしながら、大学や関連病院での専門外来を続けています。臨床を完全にやめてしまうのは臨床医として抵抗がある、でも「これまで経験した解決できない問題を理解し、臨床の場に還元したい。」「臨床をフルタイムで続けるのはしたくない!」という想いや、悩みがある方は循環制御教室にご相談ください。
 一例ですが、教室の横山講師は小児科医です。小児科医・循環器医として専門医トレーニングを受けた後に、子育てと研究を両立しながら臨床と研究を続ける臨床活動を選びました。循環制御医学で研究に携わる傍ら、大学病院での小児科外来にも参加しています。研究成果も得られ、子育てをしながらの米国留学も実現しました。同じような悩みを抱えている方、ぜひ横山講師にご相談ください。

臨床研修終了後に大学院進学を考えている医師へのメッセージ

大学院で研究に専念しながら続ける臨床活動

 臨床を続けながら、大学院の4年間を研究に専念したい方は、是非ご相談ください。教室の多くの大学院生が、臨床研修を終了した後に大学や関連病院での臨床を続けながら、本教室で研究活動をしています。将来は臨床医として頑張っていたいけど、大学院生のうちはトップクラスの研究に身を置いて見たいとお考えの方は是非ご相談ください。
 当研究室で頑張っている先生方の生の声をご参考ください

大学院医学研究科卒業生 赤池徹 先生】

 私は、小児科での臨床研修や関連病院勤務を経て、循環制御医学教室の大学院生となりました。関連病院時代は研究には興味はあったけど、自分には縁のないものだと思っていました。しかし、多数の新生児の先天性心奇形に対峙するうちに、これまでの診断や治療方法に限界を感じました。そこで、自分でも研究を経験してみることにより、臨床医としての新しいものの見方ができるようになるのではないかという期待から、循環制御医学に問い合わせました。循環制御医学の大学院生である今でも、関連病院小児科での臨床活動を続けながら、基礎研究に専念しています。先天性心奇形の最多の過大である動脈管開存症に関する研究に着手、すでにいくつもの論文発表を行い、その成果が認められて、卒業後に、アメリカの研究室に留学しています。

【大学院医学研究科 福村英信 先生】

 私は、整形外科医です。整形外科から副科目で循環制御医学を選択、四肢の腫瘍に対する画期的な抗がん剤治療法の確立に向けて、基礎研究に専念しています。高齢者の四肢腫瘍は治療の選択肢が少なく、難渋するケースに多々遭遇します。一方、腫瘍が進行してしまうと、特に高齢者は、認知症が進むだけでなく自力移動が困難となり、生活の質そのものが落ちてしまいます。高齢者の残り少ない人生をせめて生活の質を維持しながら、送ってもらえる方法は無いだろうかと悩んだ末、あらゆる症例に希望の光となるような、新たな治療法になり得る抗がん剤治療の開発研究をすることとなりました。この研究により、これまで考えられていなかったような抗がん剤による治療法ができそうです。もちろん大学病院での整形外科臨床も続けています。同じような興味を持つ方、ぜひご相談ください。

【米国大学医学部のアシスタントプロフェッサー 岩坪耕策 先生】

 私は、第二内科の大学院生でしたが心不全の原因に興味を持ち、研究を循環制御医学教室と共同で研究を行いました。医学生時代には実験は実習で行う程度ではじめは不安でしたが、循環制御医学教室のsystematicな研究・教育体制のおかげですぐに実験のノウハウを覚えることが出来たため、早期に本格的な研究テーマに取り組むことが出来ました。石川教授の指導の下、研究は順調に進み、心不全とその新規診断や治療方法に関する多数の論文発表と数々の医学賞を受けることができました。その後第二内科での助手に戻りましたが、研究業績が認められて米国大学医学部のアシスタントプロフェッサーとして招聘されました。現在はアメリカで研究室の運営にあたっています。

医学研究に興味のある4年生大学の学生へのメッセージ

大学卒業後は医学の知識と研究経験を身に付けたい君!
 
 大学では理学や工学あるいは薬学専攻だったけど、将来は医学系の会社で働きたいという方はぜひご相談ください。たとえば、工学部出身で将来は医療機器メーカーへの就職を考えている方、理学部出身で製薬メーカーへの就職を考えている方、あるいは将来は医学や理学系の研究者になりたい方。循環制御医学に所属する大学院生は医学部以外の大学卒業生が医学の研究をしています。
【修士卒業生 島田千恵美 さん】

 島田さんは文理系の大学を卒業しましたが、製薬会社の研究職での就職を希望していました。そのため、医学あるいは薬学系大学院での研究経験を持ちたいと、循環制御医学教室の大学院生となりました。医学の知識はまったく無かったので、それなりの努力は必要でしたが、卒業後は希望通り大手製薬会社での生産・技術職として働いています。
【卒業生 大津恒治 さん】

 大津君は理学部化学科出身です。大学院博士課程では、糖尿病やがん研究に従事し、生まれて初めての海外での研究発表も何度か経験することができました。さらに研究が認められて、数々の賞や助成金の取得にも成功しています。現在は、博士課程を修了し、バイオテク会社での研究に勤しんでいます。

社会人で学位取得を目指したい方へのメッセージ

 横浜市立大学大学院では、社会人入学が可能です。修士号取得後製薬メーカーに勤務し、博士取得を目指したいという方など、是非ご相談ください。横浜市立大学の入学試験は、6月に1次募集、11月に2次募集を開始します。また、研究生としてでしたら、いつでも研究に参加可能です。特に循環器分野にご興味のお持ちの方、多くのスタッフが指導し、論文執筆、学位取得をサポートします。また、循環器系に限らず、内分泌系、神経系、腫瘍に関する研究も行っておりますので、是非ご相談ください。細胞実験から動物実験まで、生化学的、分子生物的、組織学的手法など幅広い手法を駆使して研究しておりますので、新たな手技を習得したい方も是非ご相談ください。