生殖再生医学・in vitro精子形成・小川毅彦研究室

研究内容

ヒトの、あるいはその他の生物の、生体内では様々な生命現象がごく自然に惹起し、維持され、消失しています。私たちが興味をもって取り組んでいる精子形成もその一つですが、それはオスの体内で普通に生じている細胞の増殖と分化の過程です。しかし、その精子形成はひとたび精巣を体外に取り出したら、維持することはできません。その他殆どの組織や細胞も体外で維持することは困難です。生命現象をより深く、精密に理解するためにはそのための実験系が必要であり、その一つが培養系です。


私たちは、精子形成を体外で誘導し、維持できる培養系を世界で初めて開発しました。その成果を基礎に、より良い培養系を開発し、生現象の謎を解き明かすことを目的に研究を行っています。また、そのようにして解明されたメカニズムが、病態の理解や治療法の開発につながることを目指しています。

【1】培養下での精子形成法の改良とヒト精子形成系の開発

【2】培養下での組織再生法の開発(iPS細胞からの組織再生法への発展)

【3】精巣毒性を評価するための培養系の開発

Information

横浜市立大学

新学術領域


配偶子産生制御(平成30〜令和4年)


配偶子産生制御(平成25〜29年)


配偶子幹細胞制御(平成20〜24年)