小川毅彦 教授の自己紹介

略歴

 1978年  埼玉県立不動岡高等学校卒業
 1985年  横浜市立大学医学部卒業
 1989年  横浜市立大学大学院医学研究科(病理学専攻)修了
 1989年~  泌尿器科医師として臨床に従事
 1995年  ペンシルベニア大学獣医学部・生殖生理学教室(Brinster博士)に留学
 1998年  横浜市立大学医学部泌尿器科学教室
 2013年  横浜市立大学・医学群分子生命医科学系列・プロテオ-ム科学(生命医科学)
 2017年  横浜市立大学・医学群分子生命医科学系列・創薬再生科学(生命医科学)
 2021年~ 横浜市立大学医学研究科・臓器再生医学 

略歴が示すとおり、私は大学院修了後の20余年間を泌尿器科医師として臨床の仕事にたずさわってきました。一方で、泌尿器科医師としての使命と個人的な興味の合致点に、生殖細胞がありました。それ故、私はその20余年間、細々ながら生殖細胞の基礎研究を続けてきました。それは決して楽な道のりではありませんでしたが、喜びにも満ちていました。特に、ペンシルベニア大学のBrinster博士の元で勉強できた2年半は、宝物のような人生経験です。

2013年から横浜市立大学・生命医科学研究科において研究室を主宰し、体外精子形成の基礎研究を行ってきました。学部学生、大学院生、博士研究員、等々の若い人達との交流、さらには他大学・研究所・企業の方々との共同研究を通じて、多くのことを学ばせていただきました。

この度、横浜市立大学医学研究科・臓器再生医学教室に異動し、新しいスタートを切ることになりました。臓器再生という夢の医療の実現に向けて、僅かでも貢献したいと思っております。そして、ここに集う若者たちには、研究すること(真理を追求するということ)の厳しさ・苦しさと、それに伴う無上の喜びを味わってほしいと思います。