新規アンビエントイオン化質量分析法の開発
アンビエントイオン化質量分析法とは、2000年以降に開発された比較的新しい質量分析技術で、サンプルの前処理がほぼ要らず、リアルタイムに“その場 ( in situ ) ”で計測することが可能です。当研究室では、「DART ( Direct Analysis in Real Time )」と呼ばれるアンビエントイオン化質量分析法の原理を基に、高感度化技術や新規のアンビエントイオン化法を開発しています。
画像は大気圧コロナ放電を用いたDARTの高感度化技術のイメージイラスト。Analyst 誌141巻16号の裏表紙に採択
大気圧コロナ放電を用いたDARTの高感度化技術「Corona++」がエーエムアール(株)より製品化!
ヘリウム不要!DARTと同等の性能を持つ「暗流励起アルゴン」を用いた新規アンビエントイオン化法がまもなく製品化!
- プレスリリース
- 本技術に関する論文: K. Sekimoto, M. Sakakura et al., Mass Spectrometry, 8, A0075 (2019).(2020年度日本質量分析学会 論文賞を受賞)