会長コラム -春夏秋冬-

皆さま、日頃より後援会活動へのご理解とご協力を賜り感謝致します。

令和６年度の保護者説明会を９月７日（土）に金沢八景キャンパスとオンラインのハイブリッドで開催しました。多くの保護者の方に金沢八景キャンパスへご来場いただき、またオンラインでのご参加を含め大変盛会な説明会となりました。ご参加いただいた皆さま、また準備運営にご尽力いただいた教職員の皆さまにあらためて御礼申し上げます。

この４月に就任された石川学長のご挨拶では、横浜市立大学の研究大学としての日本における高い位置づけや国際社会で活躍できる人材育成に注力している本学の方針について力強いメッセージを頂きました。海外留学やインターンシッププログラム、キャリア支援活動、学生による留学体験談等々、参加された保護者の皆さまに興味深い内容として記憶されますことを願っています。また皆さまからお寄せいただいたアンケート結果は今後の一層の改善に活かしてまいります。ご協力ありがとうございました。

今年の夏も暑かったですね。日本全国で最高気温や猛暑日日数を更新しました。
以前も書きましたが、子供の頃は夏休みが年間最大の楽しみで待ち遠しかったものです。今の子供たちにとってもそうだと良いのですが。
今や天気予報では猛暑日には熱中症警戒アラートが出て、外出を控える注意喚起が発せられます。その猛暑日が７、８、９月と続きました。子供たちは夏休みにどこで何をして遊ぶのだろうなどと余計な心配をしてしまいます。

猛暑のみならず最近は豪雨による災害も多発し、また激化していることも心配です。
能登半島地震の復興が遅々として進まない中、度重なる豪雨災害で被災住民の方々の困難と絶望感は想像するだけで居た堪れない思いです。
今後このような複合災害は日本のどこで起こってもおかしくありません。
自然の猛威には勝てないと思い知らされる一方、人間の活動が自然の猛威を助長しているという矛盾をあらためて痛感させられます。

自然災害のみならず８月は広島、長崎の原爆の日、終戦記念日など人間の所業を反省すべき行事も多くあります。お盆でご先祖様を思う季節でもあります。
猛暑で思考停止に陥らぬよう注意したいものです。

１０月に入りようやく秋の気配が訪れほっとされているのではないでしょうか。
前回のコラムは都知事選の時期でしたが、この１０月には石破自民党新総裁が誕生し、この原稿を書いている本日衆議院が解散されました。
民意を投票によって国政に反映させることは国民の権利であるとともに責任でもあります。社会への不満や将来に不安を抱える学生たちにこそ、是非とも投票によって意思表示をしてほしいものです。各候補者には、若い世代に向けた真っ直ぐなメッセージの発信を期待します。
子育て世代の時間貧困、女性のキャリア形成、気候変動による農水産物への影響、物価上昇に見合った賃金上昇、戦火が絶えない国際情勢下での外交、多種多様かつ重要な論点が数多くあります。これらは決して政治家の専任事項ではなく我々国民の問題です。この選挙を自らの考えを整理する良い機会にしたいと思います。

さて、ようやく訪れた秋を皆さんはどのように楽しまれますか。
味覚の秋は当然として、スポーツ、芸術鑑賞、紅葉を求めて旅行など、魅力溢れる日本の秋を思う存分楽しみましょう。
私ですか？とりあえず今夜はサンマを七輪で焼いて日本酒ですかね。

後援会は大学と一体となり、学生の皆さんの充実した大学生活を支援してまいります。