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会長コラム -春夏秋冬-

2023年度秋

原口淳会長
横浜市立大学後援会
会長 原口 淳

皆さま、こんにちは。日頃より後援会活動へのご理解ご協力を賜り感謝申し上げます。

10月に入りようやく猛暑日を脱し、秋らしい気候になりほっとしています。
記録的な猛暑の夏を皆さまはどのように過ごされましたか。

私は8月ひと月植木の仕事を休み、ほぼエアコンの効いた室内で過ごしました。
折角まとまった時間が取れたので、いつかやろうと思っていたエッセイの執筆に取り組みました。「歌って踊れるサラリーマン海を渡る」というタイトルで、海外駐在20年での笑って泣けるエピソードを中心にこれまでの人生を振り返る内容です。
ひと月で約8万文字の文量を一気に書き上げ、自費出版に向けていくつかの出版社に相談しています。何とか無事に出版まで漕ぎつけたいと思います。冷静に自分の人生を振り返るという作業を通じ、いろいろな気付きを得、残りの人生をいかに生きるかという指針に繋がる貴重な経験となりました。

さて、先日9月30日には金沢八景キャンパスにて保護者説明会を行いました。
会場ならびにオンラインにて多数のご参加を頂き御礼申し上げます。
新型コロナが5類への位置づけに変更されて以降、大学での授業もほぼ対面へと戻り、キャンパスにも学生が戻り賑やかな活気を取り戻しています。
海外留学、インターンシップ等の活動もコロナ以前のレベルに復活しています。
就職活動もコロナ禍とは変化してきており、保護者説明会ではその辺りの状況をお伝えする良い機会となったものと思います。
会の準備に当たっていただいた教職員の皆さま、そして興味深いプレゼンをしてくれた学生さんにも改めて御礼申し上げます。

世界情勢も混乱を極めています。世界を巻き込んだウクライナとロシアの戦争の出口が見えない中、イスラエルとハマスの紛争が勃発しました。第二次世界大戦終息後に英米により主導されたイスラエル建国以来、イスラエルと中東アラブ諸国との紛争は絶えません。
ちなみに、1979年当時の私の卒業論文は「中東戦争とオイルショック」でした。2000年以上にわたり、世界中で迫害と虐殺の標的であったユダヤ人の悲惨な歴史は想像を絶します。自由の国アメリカに逃れたユダヤ人が、今や米国の政治経済で大きな発言力を持つに至り、アメリカを後ろ盾として中東諸国のど真ん中に国家イスラエルが建国されました。
ウクライナとロシアの関係もそうですが、世界中にくすぶる紛争の要因には、長い歴史の中で蓄積された複雑な民族的、宗教的因縁の背景があり、世界と地理的に隔絶された島国日本に暮らす単一民族の私たちには、到底理解できない葛藤があるのでしょう。

島国日本も世界経済がGlobal化した現代においては、世界の動向が我々の生活に直接影響する時代です。物価の高騰も欧米と日本の金利差を要因とした円安による輸入製品、産物の価格高が主な理由です。日本の食糧自給率は30%しかないという危機的状況です。
世界の中で少子高齢化の先進国として注目される日本の未来を、いかに持続可能な社会構造に変革するか大きな転換点にあります。
若い世代が立ち上がり、彼らの視点で政治や経済のリーダーシップを担い、日本の未来を切り開いて欲しいものです。

横浜市立大学後援会 会長 原口淳 略歴

原口淳会長

1955年生まれ、長崎県佐世保市出身
1979年3月 横浜市立大学商学部卒業
1979年4月 小西六写真工業株式会社入社
1985-90年 欧州(ドイツ、イタリア)駐在
1997年- 米国駐在
2005年 コニカミノルタビジネスソリーションズ U.S.A., Inc. 社長
2013年 コニカミノルタ株式会社 常務執行役 Global販売本部長
2016年 コニカミノルタジャパン株式会社 代表取締役社長
2020年 コニカミノルタ株式会社 上級特任顧問
2022年 退任

趣味:音楽(洋楽シンガー)、植木(庭師を目指し修業中)
趣味の音楽では定期的なバンドライブに加えソロ活動を始めました。
最近では横浜野毛近辺のライブハウスに出没しています。
写真は浜松町日の出桟橋近くにあるカフェの屋外ステージ。

YCU REUNION(横浜市大同窓会)SDGsオンラインセミナーで原口会長が講演しました。

http://www.shinkoukai-web.jp/pages/85/#block965

”良いオフィスとは”をテーマに横浜市立大学の学生がコニカミノルタジャパン株式会社にプレゼン

https://www.yokohama-cu.ac.jp/news/2022/20221219kuroki-zemi.html

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