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会長コラム -春夏秋冬-

2022年度秋

原口淳会長
横浜市立大学後援会
会長 原口 淳

皆さまこんにちは。日頃より後援会活動へのご理解ご協力を賜り感謝申し上げます。
3回目となる会長コラム秋号をお届けします。

この原稿を書いているのは9月中旬ですが、記録的な猛暑もようやく落ち着き始め、朝夕は大分涼しくなり秋の気配が感じられます。コラムが発信される10月中旬には秋がより深まっていることでしょう。

10月15日(土)には後援会主催の保護者説明会が予定されており、現在会員の皆さまから頂いた様々なご意見、ご要望を元に大学側とも連携しながら準備を進めております。会員の皆さまの多くが以下の様な項目に関心を持たれていることが確認出来ました。

  • 対面授業の早期再開と拡大。
  • コロナ禍での就職戦線状況や就職活動の注意点。
  • 海外留学、インターンシップの状況(実績や今後の計画)と留意点。
  • 学部別の就職状況、特に新設されたデータサイエンス学部の就職先、進路状況。

学長を始め、各学部長ともコミュニケ―ションを取り、皆さまの疑問に出来るだけお答えし、少しでも安心して頂ける内容のプログラムとなる様、後援会スタッフ一同鋭意取り組んでおります。保護者説明会が会員各位と大学双方にとって意義のある相互理解の機会となることを願っております。

一方、国際社会、日本社会に眼を転じると、

  • ウクライナ紛争の長期化とロシア制裁に起因するエネルギー不足。
  • 気候変動による自然災害の多発と農産物被害。
  • 世界的なインフレと抑制策としての欧米での金利引き上げ。その影響を受けた記録的円安と賃金が上がらない日本の国際競争力は相対的に地盤沈下。
  • 対岸の火事ではない中国・台湾問題。
  • 日本においてはコロナ禍での経済振興策を筆頭に大規模な財政出動が頻発し、将来への国の借金は世界でも突出しており、誰がどうツケを払うのでしょうか。

なんとも気持ちが晴れない世界情勢と日本の立ち位置です。
保護者会員の方からも、将来の世界、日本の状況や展望を危惧されるコメントも頂いております。若い学生達が立ち向かう将来の世界、日本の状況は楽観を許しません。

とは言え、嘆いてばかりはいられません。いつの時代でもそうですが、社会を劣化させるのも人ですが、悪しき慣習を打破し新たな社会を再構築するのも人です。

大学は専門性の高い知識とともに、人として必要な教養を身に付ける場でもあります。海外と比較して日本ではコロナ禍の制約がまだ大きいとは言え、徐々に緩和されています。過ぎた時間は取り戻せませんが、今後をより充実させることで目的を果たすことは可能です。世界や日本で起こっている事象を他人事と片づけず、自分の頭で理解し何をどうすべきか考える力を身に付けることが大切です。そして社会の一員としてリーダーシップを発揮して、社会をより良い方向へ導く人財へと成長してもらいたいと願います。後援会もその一助となるべく取り組んで参ります。

横浜市立大学後援会 会長 原口淳 略歴

原口淳会長

1955年生まれ、長崎県佐世保市出身
1979年3月 横浜市立大学商学部卒業
1979年4月 小西六写真工業株式会社入社
1985-90年 欧州(ドイツ、イタリア)駐在
1997年- 米国駐在
2005年 コニカミノルタビジネスソリーションズ U.S.A., Inc. 社長
2013年 コニカミノルタ株式会社 常務執行役 Global販売本部長
2016年 コニカミノルタジャパン株式会社 代表取締役社長
2020年 コニカミノルタ株式会社 上級特任顧問
2022年 退任

趣味:音楽(洋楽シンガー)、植木(庭師を目指し修業中)
写真は2019年の日本で行われたラグビーワールドカップでの応援。
両脇はコニカミノルタの南アフリカ代理店の社員。

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