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学修助成事業

学術情報センターへの図書・雑誌の寄贈、新聞や英文雑誌の購入やゼミの活動費・合宿費の補助、研究活動や国内学会発表の経費補助のほか、より一層の教育効果を考え、研究室(ゼミ)単位での卒論集作成費の補助も行うなど、学生の学修・研究活動の活性化に係る助成を行っています。
NEWS LETTER バックナンバー2024年版に掲載の学修報告も併せてご覧ください。

学術情報センター

学術情報センターには400席を超える閲覧席に加えて、いただいたご寄附を活用し、グループで利用できる学修スペースや、学修の合間に休憩できる飲食スペースを整備しました。

昨今の円安の影響などを受けて、資料の価格は上昇の一途をたどっており、同じ予算で購入できる資料の点数は年々減少しています。

その中でも、電子資料の価格高騰は特に著しく、学修・研究の基盤として学生にも活用されている電子版の雑誌は1990年から2020年の30年間で、1誌あたりの価格が10倍になっているものも珍しくありません。予算の確保は大学図書館全体としても喫緊の課題であり、本学でも大きな課題として、対策に取り組んできました。しかしながら、資料費の高騰は止まらず、安定的な資料収集は大変困難な状況になっています。

こうした状況の中、後援会からは毎年、学生の学修・研究の参考となる図書・雑誌を数多くご寄贈いただいています。昨年度もいただいた予算を活用し、多くの学部学生が利用する語学関係の資料などの電子版の図書を、多数購入することができました。本学の特色あるカリキュラムであるPractical Englishや語学検定試験対策の資料など、学部学生の利用が多い資料の電子版を購入できたことで、来館せずに資料を利用することができるようになり、語学の音声データをダウンロードして学修したり、学外にいても必要なときに資料が入手できたりと、利用の幅を大いに広げることができました。

これからも、学修、研究のより良い環境を提供し続けるため、皆さま方の温かいご支援をお願い申し上げます。

学術情報センター(図書館)募金

学術資料の充実によって、最先端の研究と将来性に満ちた学生の育成を実現し、継続的に社会へと還元できるよう、皆さま方からご支援を募っております。おかげさまで、2022年6月から2024年9月末までの間に、約2,421万円のご寄附が寄せられました。ご寄附いただいた皆さま方に厚く御礼申し上げます。

学術情報センター(図書館)へのご支援

国内学会発表

生命ナノシステム科学研究科 生命環境システム科学専攻 博士後期課程 2年 武田博香

私は、2023年9月7日から9日に山形県で開催された日本動物学会第94回大会に参加し、「培養系を用いたマウス卵巣濾胞構造維持機構の解析」という演題で口頭発表を行いました。また、2023年11月17日から19日に福岡県で開催された第47回日本比較内分泌学会大会およびシンポジウム九州大会にも参加し、「卵母細胞と卵丘顆粒膜細胞の相互作用に着目したマウス濾胞構造維持機構の解明」という演題でポスター発表を行いました。日本動物学会は動物科学研究を軸として、幅広い研究者や学生が集まっており、日本比較内分泌学会には内分泌学を中心としてさまざまな動物種を用いた研究を行う研究者や学生が集まっています。さらに、日本比較内分泌学会は研究者間の交流が盛んであり、ポスター発表を通して学外の意欲的な学生と積極的に交流することができます。

私は、マウス卵巣を用いて、生殖生物学という学問領域を研究しています。マウス卵巣には濾胞という袋状の構造が存在しており、胎仔期に形成されてから排卵するまでその構造を保っていますが、成長中でも濾胞構造が維持される機構は明らかになっていません。そこで私は、濾胞構造の維持に関与していると考えられているいくつかのシグナルや細胞間結合に着目し、濾胞培養系を用いてその役割を調べています。発表では、これまでの実験データとともに、濾胞構造維持に細胞間結合が重要であることを表す結果を示すことができました。また、両学会ともに、発表後に多数の先生方からご質問やご助言をいただき、たいへん有意義な経験を積むことができました。

後援会の皆さまには、今回たいへん貴重な経験をさせていただいたことに深く御礼申し上げるとともに、今後も温かいご支援のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。

会長コラム -春夏秋冬-
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