ゼミ合宿などのゼミ活動に対する補助、研究発表のための学会参加補助をはじめ、学術情報センターへの図書寄贈、新聞や英文雑誌の購入を実施のほか、より一層の教育効果を考え、研究室(ゼミ)単位での卒論集作成費の補助も実施しています。
学術情報センターには、400席を超える閲覧席のほか、情報探索やレポート作成に利用できるパソコンやグループ学修に活用できるスペースを備えています。
昨今の円安の影響などを受けて、資料の価格は上昇の一途をたどっており、同じ予算で購入できる資料の点数は年々減少しています。
その中でも、電子資料の価格高騰は特に著しく、学修・研究の基盤として学生にも活用されている電子版の雑誌は1990年から2020年の30年間で、1誌あたりの価格が10倍になっているものも珍しくありません。予算の確保は大学図書館全体としても喫緊の課題であり、本学でも大きな課題として、対策に取り組んできました。しかしながら、資料費の高騰は止まらず、安定的な資料収集は大変困難な状況になっています。
こうした状況の中、後援会からは毎年、学生の学修・研究の参考となる図書・雑誌を数多くご寄贈いただいています。昨年度は追加でいただいた予算を活用し、多くの学部学生が利用する語学関係の資料を中心に、電子版の図書を多数購入することができました。本学の特色あるカリキュラムであるPractical Englishや、語学検定試験対策の資料を所蔵しているものの、コロナ禍の影響により来館が難しい事例などもあり、十分に資料が利用できない状況がありました。しかし、電子版を購入できたことで、来館せずに資料を利用することができるようになり、語学の音声データをダウンロードして学習できるなど、利用の幅を大いに広げることができました。
これからも、学修、研究のより良い環境を提供し続けるため、皆さま方の温かいご支援をお願い申し上げます。
学術資料の充実によって、最先端の研究と将来性に満ちた学生を育成し、継続的な社会への還元が可能となるよう、皆さま方からご支援を募っております。お陰様で、令和4年6月から令和5年8月末までの間に、約1,370万円のご寄附が寄せられました。ご寄附いただいた皆さま方に厚く御礼申し上げます。