多くの学生が各自の興味や意欲に応じて所属し日々積極的に活動している課外活動団体(運動部・文化部)への活動資金、遠征費、関東甲信越体育大会などの大会参加費などの助成をはじめ、通常経費で賄いきれない備品購入補助、浜大祭や医学祭実行経費の補助、産学研究コンペ参加費など、豊かな学生生活のための助成を実施しています。
NEWS LETTER バックナンバー2024年版に掲載の課外活動報告も併せてご覧ください。
浜大祭実行委員会委員長 史理惠
第74回浜大祭は、11月3日(日)・11月4日(月・振休)に金沢八景キャンパスで開催されました。本年度は、例年とは異なる曜日の開催であること、従来の企画の見直しも行い、課題とも向き合ってまいりました。そしてなによりも、準備日の悪天候にはとても悩まされましたが、無事に開催することができました。
コロナ禍を経て、浜大祭がどのような道を進んでいくのか。我々は、浜大祭の航路、委員一人一人の航路、そして出展団体や来場者の航路を考え、「羅針盤<コンパス>」というテーマを掲げました。
このテーマをもとに、新しく迎えた委員と一緒に準備を進めてまいりました。
本年度は、モビリティ試乗体験や、校内謎解きラリー企画、模擬講義など幅広いジャンルの企画を成功させました。そして、野外ステージの位置を前年度よりも手前の正門寄りに移動させ、グラウンド内にも飲食出展を設けることで、屋外の活気もあふれる文化祭となりました。
来年度もパワーアップした浜大祭をお届けします。また第75回浜大祭で皆さまとお会いできる日を心よりお待ちしております。
医学祭 実行委員長 宇宿春也
11月16日(土)・17日(日)に横浜市立大学福浦キャンパスにてYokohama Medical Festival 2024が開催されました。感染症対策のもと、開催にあたり多くの方々からご理解・ご協力を賜り、当日は多くの皆さまに足を運んでいただき、誠にありがとうございます。
今年度の医学祭は、「高く!清く!熱く!」をスローガンとして掲げ活動してきました。よこはまの中心的な医療を担う横浜市立大学附属病院の隣で開催されるこの医学祭。志を高く持ち、訪れる方々に対して清らかな心で接し、学生同士が情熱を持ってこのメディカルフェスティバルを作り上げていこうという気持ちを込めました。
横浜市立大学医学部の学生たちが、未来の医療を担う存在として、地域社会との絆を深め、共に成長していくことも目的としています。特に、コロナ禍によるコミュニケーションの希薄化が問題視される中で、この医学祭が学生同士や地域の人々との心の交流の場となることを目指しています。
また普段私たちが学んでいる医学・看護学という学問に対して地域の皆さまに親しみを持っていただけるよう、医療分野にフォーカスを当てた講演会やご来場者の方々に実際に医療体験をしていただく医学看護企画にも力を入れました。さらに私たち自身も、ご来場の皆さまと交流する中で刺激を受け、医学・看護学という学問を通じてこの横浜という土地に地域医療という形で還元していきたいという思いがますます深まったと感じております。
医学祭に関わっていただきました皆さまに、改めて感謝申し上げます。将来医療従事者として貢献していくため今後も精進してまいりますので、ご理解・ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。
オリエンテーリング部 美濃部駿
オリエンテーリングは、森などの大自然や公園を舞台に、専用の地図に定められたチェックポイントを走破するタイムを競うアウトドアスポーツです。体力だけでなく、迷わず森を走り抜くための技術やメンタルも求められ、初心者から経験豊富な方、小学生から高齢者の方まで、幅広い人が生涯スポーツとして挑戦し楽しめることが特徴です。
私たちは2009年に設立された比較的新しい団体ではありますが、少数精鋭のメンバーで切磋琢磨し、2022年には女子リレー競技で学生選手権優勝、日本代表選手や学生選手権入賞者も数多く輩出しています。一方、大自然を舞台にするという競技の特性上、大会が遠方で開催されることも多く、後援会の皆さまの多大なるご支援の下で活動が成り立っています。この場をお借りして心より感謝申し上げます。
部員一同、次なる目標へ向けて鍛錬を重ねるとともに、この先何年も続くような強固なチームを形作ってまいります。今後ともご支援・ご声援いただけますと幸いです。
科学倶楽部 吉川尊琉
後援会をはじめとして、私たちの活動に対して日頃から多大なるご理解とご支援をいただきありがとうございます。
私たち科学倶楽部は実験教室を通じて子供たちに「実験の面白さ」や「理科の楽しさ」を知ってもらうことを目的として活動しています。実験教室の準備をする際には常に「どのようにすれば子供たちが楽しいと思ってくれるかな?」と考えています。実験教室後に子供たちが笑顔で楽しかったと言ってくれた時はとても報われたような気持ちになります。
具体的な活動としては、横浜市立大学エクステンション講座の一環で「親子で楽しむ科学実験」を夏休みに開催しています。この実験教室では実際に大学の実験室を使って子供と保護者で実験をします。今年度は「シャープペンの芯を金銀銅に変える実験」や「インクの色を分離させる実験」を行いました。他にも地域の子ども食堂や理化学研究所・横浜市立大学一般公開でも実験教室を開催しています。
現在、科学倶楽部は部員15名で和気あいあいと活動しています。今後ともご支援とご協力のほど、何卒よろしくお願いいたします。
国際教養学部 4年 藤田崇史
学生団体ほのぼのは、横浜市内にある児童相談所一時保護所での学習支援を行うことで、保護されている高校生までの子どもたちの学習権を保障する活動を行いました。本団体はさまざまな学部の学生が集結しており、各学生の日々の学びを生かしながら一時保護所における学ぶ環境の向上という課題に向き合っています。
一時保護所とは、なかなか馴染みが無い機関であると思いますが、家庭の中でさまざまな事情がある親子が一時的に生活を別にし、互いを見つめ直すことで新たなスタートを切ることを目標としている場所になります。一時保護所では保護されている子どもは原籍校に通うことは認められないケースが多いため、施設内で職員から学習の指導を受けることになります。本団体は保護されている子どもたちと比較的年齢の近い大学生がボランティアを行うことで、一時保護所にいる子どもたちにとっての一つのロールモデルになること、学習権を最大限に保障できる環境作りを目指して、日々活動をしてまいりました。
今後もより良い学習環境の実現に向け、学生という立場で何ができるのかを考えながら真摯に取り組んでいきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
*活動場所の特性上、写真撮影が行えないため、活動中の写真はありません。
国際教養学部 4年 神崎篤弥
私たち「まちフォトスタジオ」は、金沢区の魅力を写真を通して発見し、伝えることを目標に令和5年度に活動を行いました。本団体はまちづくりや写真に関心のある学生有志で構成され、「浜大祭2023」では「おしえて、あなたのまちのいいところ」をテーマに、主に金沢区にまつわる風景写真を募集しました。
募集の際は、金沢区の公的機関の協力やSNSでの反響のおかげで100枚近い写真を集めることができました。また、浜大祭当日ではおよそ400名の方に足を運んでいただき、色々なご意見・感想をいただくことができました。
本スタートアップ補助金制度を活用することで、地域での大規模な広報や当日の展示にかかる費用を補填することができ、少人数での活動ながらも最大限の力を発揮できたと考えています。
さらに、浜大祭での活動を知ってくださった方々のおかげで、金沢区内でのさまざまなイベントにお呼びいただく機会も増え、地域の方々との繋がりが一層深まったと実感しております。
本活動を通して得た知見やまちづくりに対する考えをより深めていきながら今後に生かしていきたいと思います。
浜大祭での展示の様子
YCUボランティア・スタートアップ補助金の更に詳しい内容については以下のリンクより横浜市立大学サイト内のページをご確認ください。