後期研修、専門医について

後期研修・泌尿器科入局を希望される方

泌尿器科後期研修希望者あるいは泌尿器科への入局希望者の方へ

泌尿器科に関心・興味を抱いている研修医の先生は、是非一度、横浜市立大学附属病院または横浜市立大学附属市民総合医療センターへ見学に来てください。

横浜市立大学泌尿器科学教室での後期研修について

当教室では、泌尿器科専門医を養成するための研修システムをいち早く確立し、永年実践してきました。医療界が様々な面で変革期にあるなかで、社会のニーズや学会の方針に沿った形の後期研修システムの改良に取り組んでいます。

2022年からは専門医制度が一般社団法人日本専門医機構による制度に完全移行となりました。「泌尿器科専門研修プログラム整備基準」に則ったプログラムにて4年間の研修を修了した後、泌尿器科専門医の認定を受けることができます。

当教室は

・横浜市立大学泌尿器科専門研修プログラム

・横浜市立大学附属市民総合医療センター泌尿器科専門研修プログラム

の2つの後期研修プログラムを有しています。前者は横浜市立大学附属病院(通称:福浦)、後者は横浜市立大学附属市民総合医療センター(通称:センター病院)を基幹施設としています。4年間の専門研修のうち、少なくとも半年は基幹施設での研修が必要となります。それ以外は関連施設での研修となります。2つのプログラムの違いは基幹施設が違うだけです。基幹施設の違いをきわめて大まかに説明すると、福浦はがん診療中心、センター病院はがん診療+腎移植+小児泌尿器+生殖医療という特徴があります。

私たちは神奈川県の全域と静岡県の一部に関連病院を有しています。専攻医の先生は1-2年ごとに基幹施設/関連施設をローテートしながら多くの症例を経験していくことになります。関連施設とその規模、また900万を超える神奈川県の人口から、すべての専攻医の先生に充分な症例を経験していただけるだけの環境は揃っています。

最後に。当教室には160名の医師が在籍しており、うち31名の女性医師が活躍しています。女性医師に限らず各人のライフステージに合わせた支援を講じていくのはこれからの医療界の課題です。当教室でも女性医師や子育て世代を支援するワーキンググループを立ち上げ、少しずつシステムの改良が進行中です。横浜市立大学泌尿器科学教室は互助的組織であります。多様なメンバーが支え合い、これからも神奈川県の地域医療を守り、また最先端の医学の進歩に貢献してまいります。