YCU看護キャリア開発支援センターと協力して育成を行っています
附属病院では看護部と医学看護学科や医学科、医療福祉に関する事務部門など、様々な部門との連携協力があります。最先端の医療技術や知識を取り入れながら、キャリア開発を行うための効果的な教育プログラムを提供しています。
まずは看護師としての自律をめざし、ジェネラリストを育てます
高度先進医療を提供する大学附属病院の看護師として、豊かな人間性と高い倫理観をもつ人材を育成します。専門職としての認識を高め患者中心の看護を主体的かつ継続的に実践できる看護師を育てるため、教育的支援を実施しています。
ジェネラリストとは
横浜市立大学が目指すジェネラリスト
横浜市立大学の安全・倫理を基盤とし、看護師に必要な基本的能力を身に着けながら
知識・技術・能力を発揮し、キャリア開発をし続ける看護師
YCU-N(Yokohama Career Up for NURSE)に基づき、教育・支援します
すべての看護職がジェネラリストとして成長できるよう能力開発・修得に取組みます。
YCU-Nジェネラリストとして修得すべき能力(6つの基本的能力と21の下位能力)は、5段階になっています。
まず3段階まで修得することを目標とします。

横浜市立大学附属病院看護部研修 研修の構造
| ラダー | Iを目指す者 | I | II | III | IV | V | 看護管理者 | 看護助手 | |||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| ニーズを とらえる力 |
ステップ3:フィジカル入門 | フィジカルI | フィジカルII | リーダーナースの急変予兆 | 達人ナースの急変予兆 | ||||||
| ステップ4:看護記録 | 入退院支援 | ||||||||||
| ステップ8:高齢者の看護 | 高齢者の理解と看護I | 高齢者の理解と看護II | |||||||||
| 認知症ケア対応力向上 | |||||||||||
| ステップ9:ケーススタディI | ケーススタディII | ||||||||||
| ステップ13:終末期・看取り | 終末期・看取りの看護I | 終末期・看取りの看護II | |||||||||
| 周術期の看護 | |||||||||||
| 【動画講義】フィジカルアセスメント/臨床推論/高齢者の看護/終末期・看取りの看護 | |||||||||||
| ケアする力 | ステップ2:看護技術 | 静脈注射(血管確保)/CVC管理 | 質管理 | 日常生活援助技術 ・移動・移送 ・清潔 ・食事 ・スキンケア |
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| CVポート管理 | |||||||||||
| 人工呼吸器管理 | |||||||||||
| スキンケア | |||||||||||
| 摂食嚥下 | |||||||||||
| ステップ6:災害看護 | 災害看護 | 災害看護 | 災害対策 | ||||||||
| ステップ7:BLS | BLS技術更新 | BLS技術更新 | BLS技術更新 | ||||||||
| 急変対応 | |||||||||||
| ステップ10:がん看護 | 緩和ケア | ||||||||||
| 感染予防看護 | |||||||||||
| 【動画講義】スキンケア/摂食嚥下 | |||||||||||
| 協働する力 | ステップ5:タイムマネジメント | PNSの基礎/PNSマインド/PNS講演会 | |||||||||
| 意思決定を 支える力 |
ステップ12:看護倫理 | 看護倫理II | 看護倫理III | 看護倫理IV | 看護倫理V | 倫理 | |||||
| 組織的役割 遂行能力 |
ステップ1:オリエンテーション | 次世代看護管理者 | 新任看護師長研修 | 看護部体制/労働安全衛生 | |||||||
| ステップ11:リスクアセスメント | 医療安全 | 安全管理 | 医療安全/看護師の指示出し | ||||||||
| セルフマネジメント | ワークエンゲ-ジメント | セルフマネジメント | |||||||||
| 世代間交流研修/部署・フロア交流研修 | 看護補助者との協働 | 多職種協働 | |||||||||
| メンバーシップ | リーダーシップ | より良い看護チーム | |||||||||
| アンガーマネジメント | |||||||||||
| 【動画講義】アンガーマネジメント/レジリエンス/アサーティブコミュニケーション | |||||||||||
| 教育研究能力 | 研究・実践報告会 | ||||||||||
| 看護研究コース | |||||||||||
| 効果的なOJT、現場で活かせる教育方法論 | |||||||||||
| フレッシュパートナー | |||||||||||
| ファシリテーション | |||||||||||
| 教育担当者 | 指導の心構え | ||||||||||
| 新採用者に対する教育支援 | |||||||||||
| 文章力向上 | 査読の視点 | ||||||||||
| 看護理論 | 看護管理の概念化 | ||||||||||
| 学生のレディネスを知る研修 | |||||||||||
| 事例のまとめ | |||||||||||
| キャリア支援I | キャリア支援II | 職員のキャリア開発 | |||||||||
| キャリアラダー説明会/ラダー評価者研修 | マネジメントラダーの理解 | ||||||||||
| 【動画講義】ケーススタディ | |||||||||||
| コンピテンシーの理解 | |||||||||||
学習内容の一部ご紹介

- 新人ではメンバーシップ、YCU-N2段階以降は当院の看護方式におけるリーダー役割を学びます。
コーチング研修やファシリテーター研修を通して、リーダーとしてのスキルアップを目指します。

- YCU-N2段階以降、事例検討会通して意思決定支援、入退院支援、家族看護などのテーマに添った研修内容により、看護過程・実践内省力を高めます。

- がん、スキンケア、感染管理、呼吸管理領域においては、領域の専門看護師や認定看護師から基礎的な知識と技術を学びます。

- 看護倫理の基本として看護職の倫理綱領を基に学びます。
リフレクションを通して、内省を深め看護実践力を高めます。事例を通して倫理観や倫理的配慮を学び、実践につなげます。
教育体制について