プログラム概要
将来性ある法医学者育成のためには、複数の法医学者と意見交換できる環境で多くの症例を経験する必要があります。また、実務上の課題を研究に繋げるためには他領域の先端的基礎医学知識や技術を持つ事が期待されます。本事業では、法医学者を志す者にこれらの点を踏まえた「法医学者になるための英才教育」を行います。具体的には以下のとおりです。
- 法医実務の臨床領域における臨床法医学トレーニング
- 連携大学での法医実務研修
- 病理学的基礎知識等の習得、遠隔病理診断(テレパソロジー)導入
- 法医学隣接領域の基礎医学研究指導
- 関連機関、法律家、海外法医学研究所との連携研修を軸とした総合力の養成
特に 3.テレパソロジーは、遠隔地の法医学者等との意見交換を容易にし、高い教育効果をもたらすほか、法医病理診断の効率化にも繋がります。さらに本事業では医療事故に精通する病理医、死後画像診断に強い放射線科医等の育成も可能で、関連機関の医務官など法医学を中心に様々なキャリアパスの開発が期待されます。
★受入目標数
3名
★プログラム受入実績
平成29年度(2017)1名
平成31年度(2019)1名
令和2年度(2020)1名