本研究では、脳の状態を調べるために PET(陽電子放出断層撮影) という画像検査を行います。
PET検査では、ごく微量の放射性物質を含む薬剤を体内に投与し、その分布を測定することで、脳の働きに関わる分子の状態を画像として調べることができます。
医療の現場では、FDG(フルオロデオキシグルコース)という薬剤を用いたPET検査が広く知られており、がんの診断などに利用されています。
本研究では、横浜市立大学医学部生理学教室で開発された、AMPA受容体という分子を調べることができるPET薬剤を用います。
AMPA受容体は、脳の神経細胞どうしが情報をやり取りする際に重要な役割を果たしている分子で、私たちの脳の働きに深く関わることが知られています。
近年、更年期にみられるさまざまな症状には、脳機能の変化が関係している可能性が指摘されています。
本研究では、このPET技術を用いて、更年期における脳の状態や、その個人差を明らかにすることを目指しています。
なお、このPET薬剤を用いた研究は、これまでに 700例以上の方にご協力いただいて実施されており、安全性が確認された方法のもとで行われています。
検査は医師およびスタッフの管理のもとで実施されます。
安心して研究にご参加いただければと思います。