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西澤知宏
教授
京都大学大学院理学系研究科博士後期課程修了(2009年)、理学博士。東京大学大学医科学研究所研究員、東京大学大学院理学系研究科・助教・准教授を経て、2021年4月横浜市立大学大学院生命医科学研究科教授。
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松下大輝さんが第18回トランスポーター研究会年会でポスター賞を受賞しました

修士1年の松下大輝さんが、第18回トランスポーター研究会年会においてポスター発表の優秀発表賞を受賞しました。

西澤

ポスター賞の第1号、おめでとうごさいます🥳

素晴らしい上腕二頭筋ですね!✧*。٩(ˊωˋ*)و

ヒトの尿酸値は腎臓による尿酸の排泄と再吸収により一定の濃度に保たれています。腎臓には尿酸を輸送する複数の膜タンパク質が発現しており、それらの協調的な働きが尿酸値の調節に役立っています。そのため、尿酸値を下げる薬の一つである尿酸排泄促進薬は膜タンパク質の尿酸輸送体群(GLUT9、URAT1など)を分子標的としており、薬剤開発の面で注目されています。しかし、既存の薬剤 (ベンズブロマロンやプロベネシドなど)の開発は生理的評価を基にした網羅的な検討と薬効評価に頼っているのが現状です。尿酸排泄促進薬には肝毒性の副作用が報告されたものもあり、合理的な薬剤開発が求められています。

そこで、本研究では、クライオ電子顕微鏡を用いて尿酸輸送体GLUT9の構造を解明することで、尿酸や各種薬剤の認識機構を明らかにすることを目指しました。基質や薬剤の結合様式の構造解明は合理的な薬剤設計のための情報を提供することにも繋がります。また、GLUT9は糖輸送体ファミリーに属していながら、尿酸を輸送基質とすることから、分子進化的にも非常に興味深い輸送体であります。

これまでの研究で、尿酸結合型GLUT9の構造解明に成功しました。本学会では、GLUT9の構造的特徴と尿酸の認識機構を発表し、研究の展望について議論しました。

松下大輝

詳細は研究科のホームページに掲載されています。

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