横浜市立大学附属病院 小児科
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後期研修について

当大学病院研修者のみならず、全国の病院で研究した先生方が、「一緒に病気の子供さんたちのために頑張りたい」と考え、後期研修病院として横浜市立大学附属病院小児科を選んで下さった事は、大変に喜ばしいことであります。当院小児科では、入局した方に有意義な仕事をして頂くために、後期研修制度やその後の専門研修制度の整備を行っています。

横浜市立大学小児科には全国から入局者が集まっています

横浜は「三日住んだら 浜っ子だよ」と言われるほど、 開放的で明るい土地柄です。
そのためか全国の大学から若い力が集まり、出身大学などによる区別はありません。出身大学は違えども、同期入局者の仲はとても良く、同期会などを開催しています。

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  入局者(男性:女性) 出身大学
2004年 8名(4:4) 北里大、埼玉医大、札幌医大、福島県医大、横浜市大4
2005年 8名(4:4) 神戸大、埼玉医大、浜松医大2、山口大、横浜市大
2006年 17名(7:10) 京府医大、杏林大、群馬大、高知医大、聖マリ医大、千葉大、
日本医大2、浜松医大2、横浜市大3
2007年 18名(9:9) 秋田大、金沢医大、高知医大、聖マリ医大、東邦大、日本医大、
浜松医大2、弘前大、福島県医大、北大、山形大2、山口大、山梨大、
横浜市大3
2008年 18名(12:6) 愛知医大、秋田大2、北里大、京府医大、埼玉医大、佐賀医大、
女子医大、聖マリ医大2、筑波大、東海大、獨協医大、浜松医大、
弘前大、福島県医大、山形大、横浜市大
2009年 14名(7:7) 香川大、信州大、聖マリ医大、東海大、徳島大2、浜松医大、
福井大、福島県医大、和歌山県医大、横浜市大3
2010年 13名(6:7) 旭川医大、高知医大、滋賀医大、昭和大、聖マリ医大、群馬大、
東北大、鳥取大、新潟大、福島県医大、横浜市大3
2011年 9名(6:3) 岐阜大、群馬大、埼玉医大、産業医大、筑波大、日本医大、横浜市大
2012年 25名(14:11) 大阪大、北里大2、札幌医大、滋賀医大、島根大2、信州大、筑波大、東邦大、富山大、新潟大、日本大、浜松医大4、広島大、藤田衛大、防衛医大、北海道大、山形大、山口大、横浜市大2

横浜市立大学附属病院小児科で何を提供できるか

1.小児科医として成長する機会
A.後期研修医から小児科医として
小児医療の幅は広く、予防接種や健康診断など健常児の管理から、新生児未熟児医療、白血病、先天性心疾患などの集中治療を要する高次医療に及びます。後期研修の3年間で、小児科医としての知識や技量を得るための環境を提供します。どんな患者さんに遭遇した時にも対応できる事を目指します。
原則として後期研修の3年間で小児科専門医の資格取得に必要な症例を研修協力病院と大学附属病院で経験し,その上で各自の興味のある専門分野を深く研修する機会を設けます。1年目、3年目は研修協力病院で勤務(ここでは、小児一般疾患、健診、小児救急などを経験します)、2年目の半年間は大学附属病院で勤務してもらいます(ここでは、新生児未熟児医療、循環器疾患、悪性疾患、高度集中治療を要す疾患を経験してもらいます)。

卒後年数 勤務医療機関
1年目 拠点病院
2年目 大学/拠点病院
3年目 拠点病院
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B.研修協力病院とは
後期研修医が勤務する病院の多くは神奈川県や横浜市で小児医療の拠点病院として位置づけられ、ベッド数も400-500で症例数が豊富です(3年間で小児疾患の8-9割を経験できる(拠点病院小児科部長談))。また、小児科のスタッフが10名を超え、診療体制のみならず指導体制が充実しています。いつでも先輩医師のアドバイスや教育を得ることが可能です。

大学病院 附属病院 小児リウマチ、免疫疾患、感染症、血液・腫瘍、
循環器、未熟児・新生児
小児総合医療センター アレルギー、腎臓、神経、内分泌
総合周産期母子医療センター 未熟児・新生児
研修協力病院 横浜労災病院 小児一般疾患、小児救急、未熟児・新生児
済生会横浜市南部病院 小児一般疾患、小児救急、血液・腫瘍
済生会横浜市東部病院 小児一般疾患、小児救急、肝臓、消化器
国立病院機構横浜医療センター 小児一般疾患、小児救急、アレルギー
藤沢市民病院 小児一般疾患、小児救急
小田原市立病院 小児一般疾患、小児救急、腎臓
大和市立病院 小児一般疾患、小児救急
南共済病院 小児一般疾患、感染症
みなと赤十字病院 小児一般疾患、小児救急、内分泌

<研修者の声>

  • 私は大学も初期研修病院も神奈川ではなかったため、横浜市大での後期研修には不安がありましたが、見学や説明会に参加してそんな不安はなくなりました。今は、色々な大学や研修病院出身者と知り合え、良かったと思います。互いに教え合いながら日々研鑽しています。
  • 一般小児疾患だけでなく、専門的な疾患を診るのは非常に勉強になります。初期研修で小児科の研修期間が短く経験が少なくても、基礎的なことから教えてもらえるので安心です。
  • 定期的に院内で新生児蘇生法NCPRの講習会が開催されるので、プロバイダーにもなりました。
  • 指導医の数が多いのでいつでもコンサルトできます。当直時や休日時も上級医や指導医に相談できるので安心です。また、どの分野でも専門医のスタッフがいるのも恵まれた環境だと思っています。
  • 大学や研修病院などの出身は違いますが、仲が良いです。中華街で同期会もしました。

2.小児科専門医の資格の獲得
日本小児科学会専門医の資格取得のために必要な研修期間は初期研修を含めて5年間とされていますが、横浜市立大学医学部小児科では入局後の3年間を小児科専門研修期間(後期研修期間)と設定しています。
横浜市大小児科では専門医の獲得のために指導します。 獲得に必要な症例の過不足はないか、事務手続きの不備はないか、受験の準備などに対応し、スムースに小児科専門医の資格が獲得できるようにサポート体制を充実させています。

3.研究会、勉強会の機会
A.「若手小児科医の為の教育セミナー」について
横浜市大小児科医局では、2007年の4月より若手医師を対象とした、「若手小児科医の為の教育セミナー」を開始しております。この会の目的は、「バランスの取れた優秀な小児科医を育てる」事にあります。月に1回、毎回2時間程度(市民総合医療センター6F会議室19時~)、各専門分野の医師が、臨床で役に立つ重要なポイントを中心に「市中病院で経験する頻度の高い専門疾患についての診療法や治療法」について講義します。「こんな講義をして欲しい」という要望にも柔軟に対応しています。

領域 講義内容
一般、感染免疫 抗菌薬の使い方
救急 小児救急・PALSの要点
新生児 1500g以上の新生児を要点を漏らさず診るには
循環器 チアノーゼ性心疾患・心エコーの基礎
アレルギー 気管支喘息
アレルギー 食物アレルギー、アナフィラキシー
神経 けいれん・意識障害への対応
腎・泌尿器 ネフローゼ・急性腎炎・尿路感染症
感染免疫 川崎病・その他
血液・腫瘍 貧血・ITP・悪性腫瘍を疑う時
内分泌・代謝 ケトアシドーシスの対応・よくみる内分泌疾患

<講師や企画者の声>

  • 自信を持って専門疾患を診られるようにしたい
  • 顔見知りになることにより、大学に相談しやすい環境を作ってあげたい
  • EBMに基づいた一般化された治療が出来るようになる
  • 将来の専門性を選択する上での手助けをしてあげたい
  • 小児科医という仕事に愛とプライドを持ってもらいたい(これが最も大事!)
  • 皆さんの参加を心よりお待ちしております。夕食つきです!

B.大学の専門グループでの勉強の機会
研修病院に勤務しながら、自分のsubspecialtyを目指していきます。そのため、週に1回程度、勤務する病院から時間をもらい、自分の専門を磨くために大学病院の専門外来やカンファランスなどに出席する機会を設けています。

4.小児科のSubspecialtyとして
後期研修後にどのような小児科医として過ごすかは、様々な将来設計を持っているため個々人で違います。例えば、開業し地域医療に従事したい人、研究を行っていきたい人、結婚や出産を経験しながら仕事を続けていきたい人、海外で勉強や勤務したい人など、希望に応えたいと考えております。
A.病院勤務
横浜市大小児科では多種の臨床グループがあり、それぞれが臨床や研究活動を行っています。専門グループとして臨床および研究活動を進めています。小児科のsubspecialtyをより高めるために、大学附属病院や地域基幹病院で勤務し、医療の担い手になります。
また国内留学として、神奈川こども医療センター、成育医療センター、静岡こども病院、長野こども病院、京都大学iPS研究所、札幌医大、高知医大、日赤医療センター、松戸市立病院、葛飾赤十字産院などで勤務することも可能です。
B.大学院進学
学位や長期の研究期間の取得を希望する人には、専修医課程と同時に大学院に在籍する機会が用意されます。また、海外留学(セントジュード小児病院、ロサンゼルス小児病院、カルフォルニア大学サンディエゴ校、ブリティッシュコロンビア大学、トロント小児病院、キングスカレッジ病院)も積極的に支援しています。

5.女性医師の結婚、出産、子育ての支援
小児科で女性医師は大きなアドバンテージがあります。それは母性です。例えば、女性医師が子育てを経験することは、「生の小児科の実習」でもあり、健診などの臨床では大きな武器にもなるでしょう。
横浜市大小児科では、結婚や出産を経て、保育施設のある職場や子育てしながら働く職場環境などを配慮します。例えば、週に数回の一般外来や専門外来を担当し、小児科医としての能力を維持します。また、実験室で研究をして、学位取得を目指す人もいます。
このように横浜市大小児科では、女性医師のライフステージに沿った働き方を期待しています。現在、「女性医師の会」の会員は14名です。また、「女性医師の会」を卒業した会員は3名で、また第一線で活躍しています。

<女性医師の会の声>

  • 二人続けて出産、子育てなので、第一線から退いて長期になりますが、医局とは繋がっており、安心です。
  • 子育て中に3年間の研究を行い、学位を獲得できました。このような体制を感謝しております。
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入局・後期研修などの問い合わせ

横浜市立大学附属病院小児科 西巻 滋

電話045-787-2800 FAX 045-787-0461
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