WindowsUpdate
Windows Update は、Windowsに関する修正プログラムの適用作業(調査・選別・保守・管理)を効率化する機能です。
これを使用することで、セキュリティの修正プログラム、重要な更新、最新ドライバ、機能の拡張などを簡単にダウンロード、インストールすることができます。
※WindowsUpdateを使用しない場合、セキュリティアップデート(単体の脆弱性修正プログラム)や、
サポート修正プログラム(機能拡張や、動作上の不具合を解消する)を個々にダウンロード、適用する必要があります。
警告から実際に修正プログラムが提供されるまでが短期である、限定して適用ができる、
影響範囲が予想しやすい、などの利点もありますが、
環境や適用状況を把握する必要があるため、個人で行うには不向きといえます(熟練者やサーバ管理者はこちらをお勧めします)。
セキュリティアップデートや、サポート修正プログラムの中でも重要性の高い修正プログラムの殆ど(全てではありません)は、
WindowsUpdateのリストに加えられます。
そのため、意識的にWindowsUpdateを実行することで、多くのセキュリティ被害から身を守ることができます。
また、機能の不具合修正や拡張なども同時に行うことができます。
WindowsUpdateの内容について、簡単に例を挙げて説明します。
Windows XP 修正プログラム(Q331958) : スタンバイまたは休止状態になるとハード ディスクが壊れる可能性がある
このアップデートは、スタンバイまたは休止状態になるとハード ディスクが壊れる可能性があるという Windows
XP の問題に対処するものです。
スタンバイまたは休止状態になるときにハード ディスクを保護するには、今すぐダウンロードしてください。
実際に事務局内でも、二台以上のノートPCが、この問題で起動不可能になり、再インストールを余儀なくされました。
※このように、データやシステム自体の損傷に繋がる不具合も散見されています。
アップデートを行わない、という行為は、不具合を承知の上で使用すると同義です。
[MS03-026] RPC インターフェイスのバッファ オーバーランによりコードが実行される
RPC のある特定の箇所に脆弱性が存在します。この特定の脆弱性により、RPC を使用する Distributed Component Object Model
(DCOM) インターフェイスに影響が及びます。
DCOM インターフェイスは、RPCが有効なポートをリッスンします。このインターフェイスは、クライアント コンピュータ (たとえば UNC (Universal
Naming Convention) 形式のパス リクエスト) からサーバーに送信される DCOM オブジェクトのアクティブ化の要求を処理します。攻撃者によりこの脆弱性の悪用が成功した場合、影響受けるシステムの
Local System 権限でコードが実行されます。攻撃者はこのシステムで、プログラムのインストール、表示の変更、データの削除、または、全アクセス権を持つ新規アカウントの作成を含めた、いかなる操作も行える可能性があります。
(攻撃者がこの脆弱性を悪用するには、リモート コンピュータの特定のポートに特殊な形式の要求を送信する必要があります。)
※Blaster・Welchiawarmの作成者が、コンピュータへ侵入する際に悪用したセキュリティホールです。
このような重要度”緊急”の脆弱性が毎週のように報告されています。
※従来、脆弱性の報告から、それを悪用するウイルスの誕生までに要する時間(適用までに与えられた猶予)はおおむね1週間程度でした。
しかし、最近ではさらに(亜種を含む)発生のサイクルが短くなる傾向にあり(翌日に発生した例もあります)、利用者は対応する修正プログラムの適用を急ぐ必要があります。
ワクチンソフトは、ネットワークサービスの脆弱性を介するウイルスに対しては、根本的な解決にはなり得ません。
Microsoft Windows Journal ビューア (Windows XP)
ダウンロード サイズ: 7.0 MB, 4 分
このアクセサリを使用すると、Windows XP Tablet PC Edition を実行しているコンピュータを使用していなくても、
タブレット PC の Microsoft Windows Journal で作成されたファイルを表示できます。
※ランタイムや、ビューア(特定形式のファイルを閲覧することができるソフトウェア。パワーポイントやビジオなどが提供されている)など、
新機能が追加されることがあります。
DirectX 9.0b エンド ユーザー ランタイム
ダウンロード サイズ: 293 KB, < 1 分
DirectX 9.0b には、セキュリティとパフォーマンスに関する更新が含まれています。
今すぐダウンロードして、最新の DirectX の更新を入手してください。
インストール後には、コンピュータの再起動が必要になる場合があります。インストールすると、削除することはできません。
※DirectXとは、マルチメディアに特化した環境を、アプリケーションに提供するものです。
主として3Dグラフィックスや音声出力のエンジンとして使用されており、アップデートにより処理が最適化されるなど、パフォーマンスアップが期待できます。
(通常の事務作業では関与するモジュールは余り多くありませんので、必要な方(3Dグラフやグラフィック処理を主体とされる方)のみアップデートするとよいでしょう)
※最新のハードウェアドライバや、プログラムの更新によってパフォーマンスが向上することがあります。
また、IMEやIEなど、頻繁に使用するプログラムが更新されることもあります。