超音波検査(エコー検査)は、検査部位に超音波をあて、返ってくる反射波(エコー)を受信し画像にすることで目的部位の観察を行います。検査部位に医療用ゼリーを塗りますので、脱ぎやすく(上下に分かれた服)、汚れても構わない服装でお越し下さい。
心エコー
●心臓エコー(経胸壁心エコー)
心臓の大きさや形、壁の厚さ、動き(収縮力)、弁の異常(逆流や狭窄の有無)、血流の状態などを評価します。
●経食道心エコー
口から食道に超音波探触子を入れ、通常の心臓エコーでは描出しづらい部位を評価します。
通常の心臓エコーより詳細な評価が可能です。
※お願い:前日のお食事は夜9時までに終えていただき、以降検査まで飲食を避けて下さい。
●負荷心エコー
薬物や運動などで心臓に負荷をかけ、安静時には認められない心臓の筋肉の動きや血液の流れ方の変化について調べます。
頸動脈エコー
頸動脈の太さ・形など、動脈硬化病変の観察、血管内の血流波形を評価します。
※お願い:首の広い範囲を見ますので、襟の詰まった服装(タートルネックやハイネック)は避けて下さい。
下肢血管エコー
・下肢動脈の狭窄の有無や血管内の血流を評価します。
・下肢静脈内の血栓の有無を評価します。
腹部エコー
※お願い:検査前5時間は飲食を避けてください。
午前の検査の場合は朝食抜き、午後の検査の場合は軽めの朝食&昼食抜きをお願いしています。
●腹部エコー
主に肝臓・胆嚢・膵臓・腎臓・脾臓の大きさ、形、腫瘤などの病変の有無を評価します。
●腎動脈エコー
腎動脈の狭窄の有無や腎臓内の血流を評価します。
●消化管エコー
主に大腸や小腸の壁の腫れや通過障害(消化管の狭窄)、炎症の有無を評価します。
乳腺エコー
乳腺組織や乳管の変化、腫瘍などの病変の有無を評価します。
甲状腺エコー
甲状腺の大きさ、形、腫瘍、炎症の有無などを評価します。
※お願い:首に医療用ゼリーを塗りますので、襟の詰まった服装(タートルネックやハイネック)は避けて下さい。