横浜市立大学附属市民総合医療センター 臨床検査部

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血糖自己測定;SMBG(Self Monitoring of Blood Glucose)とは

自分で指先に針を刺し、血液の血糖値を測定することです。当院では、医師の依頼によりインスリン治療患者、GLP-1受容体作動薬治療患者、妊娠中の糖尿病患者とハイリスク妊娠糖尿病患者さんに機器を貸し出しています。個人でも薬局などで購入は可能です。

 

血糖自己測定の効果

 インスリン投与法や投与量の調節の参考になります。

 運動療法、食事療法、薬物療法の効果が実感できます。

 低血糖がわかります。

自己管理することにより血糖コントロールが良好になることが知られています。

 

SMBG器の使用方法

①測定器、②試験紙、③針、④穿刺具、⑤消毒綿、を準備する
穿刺器具に針を装着する
測定器に試験紙を装着する
消毒綿で指を消毒し、アルコール分が乾いてから穿刺する
必要な血液量(0.6μl)が出たら、センサーに吸引させる

(“ピッ”と音が鳴るまで)

4秒で血糖値が表示される

【Hi】血糖値が600㎎/dLより高いときに表示されます

【Lo】血糖値が10㎎/dLより低いときに表示されます

測定器側面の廃棄ボタンを押して捨てる
針は針専用ボックスへ捨てる

 

使用上の注意事項

 測定前には必ず手を洗ってください。

 外来受診時にはSMBG測定器を持参し、データをカルテに取り込むことができます。

 針は専用の容器に廃棄してください。専用の容器のみ回収可能です。専用の容器は売店にて販売しています。

 SMBG測定器に電池マークが出たら、電池交換時期です。速やかに交換してください。時間の表示がずれます。

 測定器の異常等があった時には、お持ちください。

 

糖尿病教育について

photo_kettousokutei01臨床検査部の糖尿病チーム担当者は、糖尿病教育入院・糖尿病教室にて検査結果の見方やSMBGについて説明しています。


糖尿病教育入院 (2週間)

外来糖尿病教室 (3回)

テキスト「糖尿病と生きる」
当院本館1F売店にて販売¥670