当科の入院患者さんの9割は糖尿病です。ご存知のとおり、糖尿病は全身に合併症を引き起こしうる疾患です。細小血管合併症である神経障害、網膜症、腎症及び大血管障害である脳梗塞、心筋梗塞の診断・治療およびその予防法について研修します。また患者教育も重要な治療のひとつです。
残りの1割は内分泌疾患であり、副腎・下垂体疾患や副甲状腺疾患などのさまざまな症例を体験することができるため、系統的に内分泌疾患を学ぶことができます。
さらに低Na血症、低K血症などの頻度の多い電解質異常の鑑別についても十分に学習することができます。
40歳以上の成人の3人に1人が糖尿病であり、将来、何科を専攻するにしても、糖尿病患者さんの対応を余儀なくされ、血糖コントロール法は必須のアイテムです。 |