2020.09.30
森林火災に関する国際共同研究成果が、 日経サイエンスや日経産業新聞に掲載されました!
近年、森林火災による大気汚染の深刻化が懸念されています。二酸化炭素の放出による温暖化に加え、噴煙に含まれる微小粒子状物質(PM2.5など)や揮発性有機化合物(VOC)は、呼吸器疾患の原因となります。(最近も、アメリカ・カリフォルニア州での大規模火災が毎日のように報道されており、心を痛めています・・・)
森林火災による大気汚染物質の生成メカニズムを解明し、高精度な予測を可能にするため、現在、米航空宇宙局(NASA)と米国海洋大気庁(NOAA)共同の大規模プロジェクトFIREX-AQが進んでいます。関本はFIREX-AQのメンバーとして、森林火災から発生する揮発性有機化合物(VOC)の質量分析を行い、VOCの発生量は、燃える植物の種類よりも燃焼温度による影響が大きいことを見出しました。その研究成果は、日経サイエンスや日経産業新聞に掲載されました。
- 日経サイエンス 2020年8月号、別冊日経サイエンス240(再録)
「山火事の見えない脅威 機上観測があぶり出す健康被害」(関本監修)
http://www.nikkei-science.com/202008_082.html
http://www.nikkei-science.com/sci_book/bessatu/51240.html - 日経産業新聞 2020年9月11日朝刊
「森林火災、大気汚染に懸念」