YCUアカウントでサインインした状態でのMicrosoft 365 Copilot Chatであれば、入力情報を問わず漏洩リスクがないことが確認できました。この通知以降、教職員の事務作業効率化に向けた積極的な利用を推奨します。
1.Microsoft 365 Copilot Chatとは
ユーザーがプロンプト(指示や質問)を入力すると、AIがリアルタイムで応答し、作業タスクを支援するチャットサービスです。TeamsやOutlook、WEBブラウザ( https://m365.cloud.microsoft/chat )等で表示可能です。
2.エンタープライズデータ保護の適用
エンタープライズデータ保護とは、入力したデータがAIの学習に使用されず、暗号化とアクセス制御が施されるため、機密データの漏洩を心配する必要がなくなる仕組みです。Microsoftの仕様変更により、Copilotの有料ライセンスを付与されたユーザーのみから、非ライセンスユーザーにもエンタープライズデータ保護の適用対象が拡大されました。
ただし、YCUアカウントでサインインしていないと適用対象になりません。利用方法やデータ保護適用有無の確認方法等については以下をご確認ください。
・Microsoft 365 Copilot Chatの利用方法について.docx
3.生成AIの業務利用
これまでは生成AIを業務利用する際、個人情報や公開を見込んでいない業務情報の使用を禁止していましたが、Microsoft 365 Copilot Chatについては使用可能とします。Copilotを積極的に活用し、事務作業の効率化に繋げることを推奨します。なお、その他のサービスについては、以前の通知のとおりです。
参考) https://www-user.yokohama-cu.ac.jp/~ictpromo/note-generative-ai/ (2023年6月通知)
4.利活用方法に関する案内
改革推進会議の配下WGに検証チーム(経営改善TeaM365)を組織して実業務での評価を行い、無償範囲(非ライセンスユーザー)での効果的な活用も含めて、蓄積したノウハウを学内に展開予定です。
5.有料ライセンスの利用検討
Copilotによる学内情報の参照や、Officeソフト(Word,Excel,PowerPoint等)上での利用が可能な有料ライセンスの利用についても、検証結果を踏まえた上で、希望者が利用可能となるような適切なライセンス提供方法を検討予定です。
(現時点では、教職員への有料ライセンスの付与はできません。また、個人単位で個別に有料ライセンスを購入することもできません。)
6.利用方法の比較表
有料ライセンスでの利用、無償(有料ライセンスなし)だがYCUアカウントによるサインイン状態での利用、非サインイン状態での利用について、主な違いは以下をご参照ください。

■本件に関するお問合せ先
八景キャンパスICT推進課ICT推進担当
E-mail:ictpromo@yokohama-cu.ac.jp
TEL:045-787-8900/8905(平日9:00~17:00)