植物の維持メチル化酵素MET1の活性制御機構を解明に関する論文がNature Communicationsに掲載されました。

東京大学・西山研究室、東京科学大学・藤研究室との共同研究により、植物の維持メチル化酵素 MET1 の立体構造をクライオ電子顕微鏡単粒子解析で解明し、その活性制御の仕組みを明らかにしました。

これまで哺乳類の維持メチル化酵素 DNMT1 については多くの研究が行われてきましたが、植物のメチル化酵素自体に焦点を当てた研究はほとんどありませんでした。本研究により、当研究室は世界で初めて植物の維持メチル化の構造基盤を解明しました。

その結果、哺乳類とは異なる植物特有の活性制御機構が存在することが分かり、新たな分子機構を提唱するに至りました。本成果は、立体構造に基づくメチル化酵素の改変研究や、環境に適応した植物の品種改良など、応用研究への展開にもつながることが期待されます。

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