9月レジデント向けクルズス

9月4日には市民総合医療センターにてレジデント向けクルズスを開催しました。同センター心理室長の渡辺先生にご協力いただき、心理検査と遊戯療法の利用の仕方についてディスカッションを行いました。検査結果をどのように効果的に医師がフィードバックすればよいのか、系統的に学ぶ機会がないので若手の先生方はしばしば悩むようです。ケースバイケースで経験を積んでいくしかないところもありますが、子どもや家族にとって役立つフィードバックの仕方についてこまめに医師と心理士がコミュニケーションを取っていくことが重要であることが確認されました。後半は藤田医師より児童精神科の薬物療法について講義がありました。児童精神科領域の薬物療法はオフラベル処方が世界中に広がっているものの、それを裏付ける根拠は少ないのが現状です。根拠に基づく適切な薬物療法を実施するという当たり前のことを改めて確認しました。