1月定例症例検討会

1月17日には新年初の症例検討会が市民総合医療センターで開催され、悪天候にも関わらず沢山のみなさんに参加していただきました。市民総合医療センターの木谷先生に当日は発表いただきました。施設の中で順調な生活を送れず、暴力や不登校などが生じると職員との関係にも悪循環が生じて施設の限界を超えたところで入院依頼となる例があります。家族の精神疾患や深刻な被虐待歴を抱えている例も多く問題が山積して、治療というよりはケースワークに追われてしまい、治療者が子どもと腰を据えて関わる余裕がなくなってしまうこともしばしばあります。このような場合は、一度立ち止まり症例検討などを通してよく症例を吟味し、子どもの健康的な部分を見つけながら治療にどう生かしていくのか、子どもの希望や夢はなんなのかをもう一度考えてみることも必要です。困難さが盛りだくさんの症例で様々なコメントがありましたが、発表者の木谷先生の学びになってくれたことを期待します。