三都須マユミさん(東京外国語大学4年生)へのヒアリング・レポート

はじめに

 9月20日、オリンピック・パラリンピックボランティア経験の話を聞くために、東京外国語大学4年生三都須マユミさんに話を聞きに行きました。三都須さんは大学2年生の時に、オリンピック・パラリンピックボランティアに参加した経験があります。

参加するきっかけ

 三都須さんは2年前の大学2年生のとき、リオ・オリンピック、パラリンピックに通訳ボランティアとして参加されました。

 このボランティアは、日本人が足りないからという理由で大学内で急遽募集されたものだったそうです。三都須さんは、このボランティアを聞いたとき面白そうという好奇心で参加されたそうです。

事前研修

 急募であったことから、現地での研修はなかったそうです。が、ビデオでの事前学習で、危機管理や基本的な仕事の内容を学んだそうです。

通訳ボランティアとは

 活動の内容は日本人の記者のインタビューの際、日本人選手と記者の間に入って通訳することだったそうです。ただ、日本人の記者だけでなく、海外の記者にも通訳を頼まれることが多にかったとか。通訳は1人ではなくてラングイッジ・チームで動いていて、その中には、様々な国の言語を話せるボランティアがいたそうです。こういったチームはすべての会場に配置されており、選手村にも配置されていました。

 通訳は試合中は基本待機していますが、必要とされたら随時対応するというもので、競技によっては、朝予選で、夜に決勝、という形式だったので、シフト制で朝夜交代していたそうです。ただ、予選ではあまりメディアも集まることはなく、決勝のほうが忙しいとのことでした。

 通訳ボランティアはあまり認知されていなかったので、三都須さんは自分からメディアの方に「手伝えることはありますか?」と声をかけたそうです。この行動のほかにも、通訳ボランティアはどうしても待機の時間が長くなってしまうので、自主的に動くことを心掛けていたそうで、三都須さんがこのボランティアで成長できたと感じたことの1つだそうです。

ボランティアの中で印象的だったこと、やりがい

 いつもはテレビの中で見ていた光景が目の前に広がっていたり、また、真上に会場があったりして熱気がすごく伝わってきたとのことです。三都須さんの、「そう言った、非日常感が楽しかった」という言葉が印象に残りました。この熱気は試合の内容や選手・観客が作り上げるのはもちろん、ボランティアが引っ張っているところもあったそうです。また、ボランティアは世界各国から集まってきていて、そういった人たちと交流するもの楽しみの一つだったそうです。

 昼食に関しては、ボランティア専用の食堂があり、国色豊かな食事が出たそうで、リオの場合だとブラジル料理がふるまわれたそうです。写真を拝見させてもらいましたが、チームで卓を囲んでいる姿はとても楽しそうでした。

 三都須さんは、このボランティアで「2度とない体験だから楽しもう」と思ったそうです。「オリンピック」というこの空気感は、特別なものとして残っているようでした。

苦労したこと 

 現地での事前研修がなかったということもあり、道を聞かれたときは困ったそうです。ただ、三都須さんは困難もいい経験であるとポジティブに解釈して、心からボランティアに参加していることを楽しんでいた様子でした

まとめ

 三都須さんのインタビューからオリンピックボランティアを本当に楽しんできたということがうかがえました。もし、僕たちが参加できることになったとき、文句を言いながら10日間過ごすのと、三都須さんのように楽しみながら10日間過ごすのでは、得るものもだいぶ変わってくると思います。三都須さんは、「この日本という身近な場所でオリンピックが開催されるのは本当に幸運なことだから、ぜひ参加してみるといいですよ、とおっしゃっていました。

ボランティア支援室学生スタッフ 1年 魚住 碧波