はじめに

 3月2日~4日にかけて国立オリンピック記念センターで行われた『第6回学生ボランティアフォーラム』に参加してきました。“ボランティア”という一つのワードになんと800人を超える学生が集まり、それぞれの想いを共有し、自分のボランティア活動を見つめ直したり、たくさんの素敵な出会いから今後のエネルギーをもらったりしました。

 今回のレポートで、その魅力が少しでもお伝えできればと思います。

東京2020、あなたは何をする?

 今回のフォーラムで一番印象に残ったのは、やはり2日目に行われた分科会です。分科会では、学生が自分の興味のあるテーマ別に集まり、意見を交流したり、こんな企画があったら面白いのではないかといった具体的な提案をしたりしました。

 私が参加した分科会は『オリンピック・パラリンピック分科会』。昨年、ボランティア支援室ではオリンピック・パラリンピックに向けて何か活動ができないだろうかという想いから『オリパラ企画グループ』が立ち上がりました。しかし、オリパラに向けて何をしていけば正解なのだろうかと思い悩むことがあり、企画づくりに行き詰まっていました。今回この分科会に参加することで何かヒントが得られるかもしれないと思ったのが、参加したきっかけです。

 午前中ははじめに、3名の学生登壇者である千葉大学 都築さん、東京大学 大野さん、明治大学 綿野さんと法政大学の佐塚先生による、オリンピックに向けた自分たちの活動の報告や1964年のオリンピックがどんなだったかといった東京2020への夢が広がるようなお話をしていただきました。

 その中でも、一番胸が熱くなったのは、綿野さんのお話でした。綿野さんは現在杉並区で2020をテーマに子供たちとアートプロジェクトを行っています。オリンピックというとスポーツで地域を活性化させようという考えが思いつきがちですが、アートで2020を応援するといった考えにわくわくしました。また、2020だけでなく、自分の大好きな地域も活性化していこうという想いがとてもキラキラしていて、自分も話を聞く中で、2020に向けて大学近隣を元気づけられるような活動をしてみたいという気持ちがどんどん湧いてきました。

オリパラ分科会_7

 午後はまたグループに分かれ、付箋と模造紙を使って、東京2020に向けて自分はこういう風になりたい、社会がこうなっていたらいいな、自分はこういった企画をしたいということを話し合い、つながりを見つけたり、こうしたら実現できるのではないかと意見を出し合いました。

パラリンピックについて

 私のグループの中で、特に熱心に話したのが『パラリンピック』です。パラリンピックは、オリンピックよりも認知度が低かったり、注目されなかったりします。実際、パラ会場に観客をどう呼び込むかも課題になっています。しかし、実際にパラスポーツを観戦したり、体験してみたりすると、障がいという一見マイナスにみえることがその人の強みであることに気づいたり、パラスポーツを私たちがもっと注目することで、私たちの障がいに関する理解が深まり、様々な違いを持つ人同士がより住みやすい社会の形成に貢献するのではないかと思います。

 グループでは、どうやったらパラリンピックを盛り上げることができるかについて話し合いました。「パラスポーツの体験会をもっといろいろなところでやったらどうかな」「パラスポーツもライブビューイングをしていろんな人にみてもらおう」、「パラスポーツの授業を学校で取り入れたらどうだろう」といったような意見がたくさん出ました。大学生という同じ年代の人と『パラリンピック』についてたくさん意見を交流できたのはとても楽しく、全国に自分と同じく東京2020を盛り上げたいと考えている人がいるのだと思うと胸が熱くなりました。たくさんの素敵な出会いがあった分科会の時間は本当にあっという間で、終わってしまうのがとても寂しかったです。

 加えて、なんと私3日目の分科会共有会で、分科会の参加者代表として、分科会の様子を800人以上の参加者の前で発表するという大役をやりました!!

 800人の前で発表するなんて人生初めてで、ガチガチに緊張してしまいそうでしたが、一緒に発表をした学生委員の方に和ませていただいて、なんとか無事オリパラ分科会の魅力を伝えることができたと思います。

 分科会で、一番学んだことは「オリンピック・パラリンピックはスポーツを競い合うだけのイベントでない」ということです。日本文化を発信する場であったり、たくさんの素敵な人と出会う場であったり…。でも、一番は文化・言語・身体・年齢・宗教などさまざまな違いを持つ人たちとの理解を創り出す場であると、分科会で学びました。私たちは、スポーツに限らず、自分たちの思い描く社会をつくるために、オリンピック・パラリンピックという世界的なイベントと絡めて、自分なりの行動ができるという年代に生まれることができて本当に幸せだなとしみじみと今感じています。

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最後に

 なにより、”ボランティア”というひとつの単語でこんなに多くの学生が集まるなんてすごいと驚きました。そんなボランティアが大好きな同年代の人と3日間という長い時間一緒に過ごし、たくさんお話し、夢を語り合えたことが最高でした。来年も開催されるなら、ぜひVolunch全員で参加して、たくさんの素敵な出会いをし、今後の活動に生かしていければいいなと感じます。

   <学生スタッフ 北田 瑛美>