専門医養成プログラム概要

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専門医養成プログラム概要

 横浜市立大学は2つの附属病院を有し、神奈川県内の協力病院と連携して人材の育成や地域医療の充実に向けてさまざまな活動を行っています。大学病院や協力病院で診療や研究に従事した多くの医師が、県内の公立病院、地域中核病院をはじめとした多様な医療分野で活躍し、専門分野の枠を越えたネットワークを構築し、質の高い医療を提供していると評価をいただいています。
 平成30年度から新専門医制度が開始されました。本学では基本領域19の全てに対応し、大学病院の各診療科が協力病院と連携して、質の高い専門医を育成するプログラムを提供しています。

 一方、平成19年度に横浜市立大学大学院医学研究科が『長期履修制度』を導入したことから、本プログラムにおいて臨床の知識や技術を研修しながら、学位の取得を目指すことも可能となっています。

 本プログラムは単に専門医を養成するだけでなく、医療安全を重視し、患者本位の医療サービスが提供できる医師、医学の進歩に貢献し、日本の医療を担える医師を育成することを目的とするものです。

   
   

 横浜市立大学 益田医学部長挨拶

 横浜市立大学は金沢区福浦の大学附属病院と南区浦舟の市民総合医療センターのほぼ同規模の2つの医療機関を有し、神奈川県内唯一の公立大学の医療機関として、370万の人口を有する横浜市を中心に920万の人口を有する神奈川県全域の地域医療に関わっています。2病院間で機能を分担・連携させながら先端的高度医療と地域総合医療を実践し、かつ医学部卒前教育、初期臨床研修教育を担っております。各診療域の専門医研修はその延長上に位置づけられ、他の医療機関で初期臨床研修をされた先生方も加わり、全体として、これまでに毎年、総計200名を超える専門医資格の取得を目指す先生方が各教室に入局されております。今回開始された新専門医制度においても大学附属病院が基幹となり多くの関連病院を包括したプログラムや、関連病院を基幹としながらも大学附属病院が連携となるプログラムなど豊富なプログラムを用意し、専攻医の方々のニーズに応えられるようにしました。総合診療医育成を含む19全ての基本領域の専門医教育のプログラムに加えて、いわゆる2階建ての領域に関しても全ての領域で研修できるようなプログラムを準備しております。

 本学は、“横浜という街の魅力”と共に“いわゆる学閥がなく、出身大学に拘らず暖かく全ての専攻医の皆様を迎える伝統的な学風”を有する魅力ある専門医育成機関であると自負しております。関連病院を基幹とするプログラムも含めて、ご相談いただければ、皆様のニーズに応えられるプログラムをご提案できると考えております。多くの皆様が本学で研鑽を積まれることを願っております。

 

附属病院 相原病院長挨拶

YM15-0053_0224-L 横浜市立大学附属病院は、横浜市の南部地区である金沢区に位置し、横浜市唯一の「特定機能病院」として、高度かつ先進的な医療を患者さんに提供しています。また、「地域がん診療連携拠点病院」であり、がんゲノム診療を含む診療部門を充実させるとともに、キャンサーボードなどの学内教育や先進的研究に取り組むなど、地域におけるがん診療の中心的役割を担っています。再生医療をはじめとした先端的医療にも多面的に取り組んでいます。

 本学の特徴として、各教室は他大学に類をみないほどの多数の協力病院を擁していることがあげられます。そのため新専門医制度では基幹研修機関として横浜市立大学附属市民総合医療センターや神奈川県内の中核病院と連携し、多数の充実したプログラムを各基本領域で用意しています。先端医療を学べる大学病院と市中の中核病院の両方で学ぶコースのほか臨床と大学院での研究を両立させるコースなど、各人が目指す理想の医師像に近づくためのコースを選択できるよう準備しています。

 専門医をめざす研修は医療技術を学ぶとともにサイエンスをする心を学び、優秀な臨床医を育てると伴に将来の医学の発展に寄与する人材を育てることを目的としています。先端医療を学べる大学病院と市中の中核病院の両方で学ぶコースのほか臨床と大学院での研究を両立させるコースなど、各人が目指す理想の医師像に近づくためのコースを選択できるよう準備しています。

 当院では優秀な臨床医を育てると共に将来の医学の発展に寄与する人材を育てることを目的としています。専門医をめざす研修は医学的知識や医療技術を学ぶとともに、医学研究に係わるための重要なステップとなります。大学附属病院では、臨床研究、臨床と基礎医学との橋渡し研究など、様々な研究に加わることが可能です。

 将来のすばらしい専門医を育てるべく多くの優秀かつ熱心な指導医を揃えて皆さんをお待ちしています。

 

センター病院 後藤病院長挨拶

 G 写真  横浜市立大学附属市民総合医療センターは、横浜市の中心部に位置し、地域に密着した医療と高度先進医療の両方を行う病院です。特に高度救命救急センターや総合周産期母子医療センターに指定されるなど、横浜市の急性期医療における最後の砦として機能しています。専攻医プログラムにおいても、金沢区福浦の横浜市立大学附属病院を初めとする、横浜市や神奈川県の多くの医療機関と連携した、充実した内容のトレーニングを提供しています。

 出身大学による壁が全くなく、先輩が後輩を丁寧に教えるのが、国際港湾都市・横浜に立地する本学の伝統です。さらに、専攻医プログラム中に、結婚・出産・子育てなどが重なっても大丈夫なよう、家庭生活と両立できる研修体制の確立にも取り込んでいます。

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