NEUROSURGERY
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外傷ほか
手術実績
外傷ほか

外傷

怪我をするときには、一度に複数個所にダメージを負うことがあります。救急車を呼んで、横浜市内の救急システムに乗るケースが大部分で、重症例ほど直近の病院を選定しなければならず、患者さんの側に病院を選定している余裕はありません。現在の医療システムの上では、下図のようになっており、当院では急性期を扱っています。
急性期
(発症2週間以内)
回復期
(発症3ヶ月以内)
長期療養型病院
老人保健施設
在宅療養
など
2週間を過ぎ、今後の見通しが計れるようになり次第、当院ケースワーカー等を介して長期療養型の施設や回復期リハビリテーション施設等へのスムーズな移行を図ったり、在宅療養の準備をしていただいたりしています。
頭部外傷

頭部外傷といっても、『頭をこすった』から『致命的なダメージになった』まで下記の通り様々な種類があります。多くの場合、頭皮の損傷・脳震盪で済むことが多いのですが、特に目の前で嘔吐したり、頭皮からの出血が多いというだけでも、ご家族があわててしまうことがあります。
<参考・頭部外傷の種類>
・ 頭皮損傷
・ 頭蓋骨骨折(線状骨折、陥没骨折(閉鎖性、開放性))
・ 急性硬膜外血腫
・ 急性硬膜下血腫
・ 外傷性脳内血腫・脳挫傷
・ びまん性脳損傷(脳震盪、び慢性脳腫脹、びまん性軸索損傷)
・ 外傷性脳血管障害
・ 気脳症
・ 髄液鼻漏・髄液耳漏
・ 穿通外傷
・ 視神経管損傷・視神経損傷
頭部打撲後、余裕があれば、清潔なタオル、ガーゼ等で圧迫止血を行うのが理想的です。傷が大きい場合など止血が難しく、縫合処置が必要な場合も多くありますが、大部分はお近くの外科病院でも処置が可能です。6時間程度は意識状態が急激に悪化したり、麻痺が出現したり、頻回に嘔吐したりすることがあるので、少なくともその間よく様子をみてあげることが必要です。もしそのような状況になった場合には頭部CTが必要な場合が多くあります。
<放射線学的検査>
頭部外傷の場合に行う検査は概ね以下の通りです。
1) 頭部CT
  造影剤は不要です。
2) 頭部単純レントゲン
3) 頭部MRI
4) 脳血管撮影
3)、4)は急性期に必要な場合はごく限られています。
 
図1 急性硬膜外血腫、受傷数時間経過してから血腫が増大し、意識障害、麻痺を呈することがあり、手術適応となる。
図2 急性硬膜下血腫。このタイプの場合、脳に損傷を伴うことが多く、救命のための手術を試みても、重篤な後遺症を呈することが多い。
<処置>
頭部CTで出血や骨折がない場合、神経学的に以上がなければ、基本的には入院による経過観察は必要ありません。出血や骨折が無い場合でも、神経学的に異常がある場合、CTで写らない病変(びまん性軸索損傷等)があったり、遅れて脳挫傷が出現したりする場合があるため、入院が必要になることがあります。 入院した場合、基本的には1日以上安静臥床し、繰り返しCTを撮影する必要があります。 これを診て退院のタイミングをはかります。
<手術が必要な場合>
頭蓋内に出血した場合、出血と、それに伴う脳の腫れによって、脳幹部が圧迫されることを『脳ヘルニア』といい、手術の目的はこの脳ヘルニア防止です。脳そのものについたダメージが元に戻るわけではありません。緊急手術はあくまで救命目的に行うもので、どのような後遺症が残るかは緊急手術を行う時点では分かりません。脳挫傷や外傷性脳内出血を伴う場合、植物状態などの重篤な後遺症を生ずることが多くあります。 当院でも、このような緊急手術を行う体制にあります。手術適応は難しいので、専門家にお任せください。
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