横浜市立大学大学院医学研究科

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当教室の歴史は、本学が1944年（昭和19年）に横浜医学専門学校として開校した際、解剖・組織・発生学を担当する教室として設立された「解剖学教室」に遡ります。「解剖学教室」は1950年（昭和25年）より２教室体制となり、神経解剖学教室の前身である「第２解剖学講座」では津崎孝道、正井秀夫、楠　豊和、岸田令次といった先生方が教授を歴任されました。

現在、神経解剖学教室では、医学科２年生を対象とする「解剖・発生学」、「組織学」の講義や実習、医学科6年生を対象とする「自由選択実習」などを担当しています。解剖学や組織学は医学の基盤となる学問であり、専門的知識を習得するだけでなく、実習を通して医学・医療に携わる者として必要な倫理観や態度を育んでゆくことにも力を注いでいます。

研究では、正井教授時代からの伝統的なテーマである比較神経学研究を推進するとともに、中枢神経系の再生や可塑性のメカニズムの解明に向けて様々な材料や実験系を用いて研究を進めています。また、客員教授の野一色先生と伊藤先生を中心に、バイオマテリアルを利用した新たな治療法の開発にも取り組んでいます。詳細については「研究項目」のページをご覧ください。