麻酔科学教室

横浜市大麻酔科 入局案内

入局希望の方々へ

 全国的に麻酔科医の需要が高まるなか、当教室は質の高い麻酔科医の養成を第一目標にしています。 医局員数は200名を超え、全国的にもかなり大きい規模の医局です。 大きな特徴は半数以上が他大学出身者であり、旧態依然とした学閥などおよそ無縁です。 北米などに比べ、一施設の手術症例数が少ない日本の病院では、施設間の麻酔症例の偏りが大きくなってしまいます。 これを補う為に、多数の関連施設をローテートできる、当教室のような大きな医局には非常に大きなメリットがあります。 麻酔科医師を志す方にとり、他に例をみない教育環境が整っていると自負しています。

 現在、関連医療機関の多くは、神奈川県内の地域医療の中核病院です。しかし今後は最近の麻酔科医師不足の中で関連施設は他府県にも拡がっていくのかもしれません。

 ここ数年間は入局者が多く、「入局制限があるかもしれない」とか、「職場がないかもしれない」といった心配をされる先生方、学生さんからの言葉が寄せられることがありますが、当医局では豊富な人員、多彩な人材をもとに、麻酔科医師の活躍の場を、救急、集中治療、ペインクリニック・緩和医療などに広げようとしています。日本の麻酔科医師のモデルケースとなるような医師を追求していこうと考えています。

 このような当医局の理想を一緒に実現できるよう仲間になりませんか。「百聞は一見にしかず」です。

 お気軽に こちら までご連絡ください。随時、病院見学、医局説明を受け付けています。


後期研修後 〜 専門医取得まで

 研修制度の紹介ページも御覧下さい。

 当麻酔科に入局後は、麻酔科専門医取得まで大学病院または地域中核病院を中心に勤務し、希望に応じて県内の循環器や小児の専門病院、集中治療、救命救急、ペインクリニックの各施設での勤務も可能です。


国内外への留学

 国立循環器病センター麻酔科やNTT関東病 院ペインクリニック科など日本を代表する専門施設との関係が深く、国内外留学も奨励しています。また基礎研究も国内外の留学を通じ多くの業績を挙げています。
 さらに医局の関連施設以外へ自由に留学(国内外)ができる制度を設け、通称FA (Free Agent) 制度と呼んでいます。


多彩な進路選択 (専門医取得後)

 麻酔科学会専門医を取得後、6年間は関連施 設のローテーションが中心ですが、高度医療、臨床指導者、地域医療や、基礎および臨床研究といった多彩な選択もできます。もちろん手術麻酔に限らず、専門知識を活かし幅広く活躍の場を持つことも可能です。
 入局12年目以降は、希望に応じて地域志向型の医療機関に就職したり、研究・臨床指導者としての地位を確立していくことになります。もちろん開業して成功している先輩も多数います。(但し医局総会の承認が必要)


働きやすい職場環境の創造

 育児や介護など、家庭環境が個人の勤務形態に深く影響する時代になりつつあります。我々はこの点を重視し、多彩な勤務形態を模索し、一生働ける環境の整備にも努めています。具体的には特定の関連施設において、育児休暇対象の医師が週2〜3日勤務で常勤職を分割するスタイル(ジョブシェア)を平成16年度から試験的に採用し、中長期的に順次対象施設を拡充したいと考えております。
 現在まで医局員個々人の希望を最大限くみとるよう努め、退局者が非常に少なかったことは当医局の誇りですが、さらに今後は社会が求める麻酔科医師へのニーズに沿いながら多様な勤務形態のあり方模索していきます。
 我々の仲間が誠実に手術麻酔及び麻酔科関連分野の医療に取り組んできた結果、豊富で充実した関連施設、 スタッフを持つことができ、専門教育や勤務形態の新しい試みにも取り組める状況になりました。
 しかし、現状で充分ということはありません。高い専門性と総合的な判断力を持ち合わせ、一緒に働く同僚の医師や病院スタッフ、そして何よりも患者様に信頼される麻酔科医師であると共に、多様な価値観を許容し、自らの人生を楽しめる麻酔科医師を増やしていきたいと考えています。


麻酔科学教室  Copyright(c) 2007. YCU-SM Dept of Anesthesiology. All right reserved.
 2009.6.1. Renewal.  Assisted by KSP