
第二外科研修医実施要綱
理念と方針
第二外科では消化器外科全般および乳腺外科に関する検査・診断・治療を行っています。消化器外科専門医を取得した8名の医師が各臓器別に責任を持って診療にあたっており、乳癌・消化器癌に対する外科治療、分子生物学的解析に基づいたホルモン、化学療法、さらに末期肝臓疾患に対する肝臓移植を三本柱として取り組んでいます。進行癌には徹底郭清を伴う根治術とエビデンスのある化学療法を行い、全国でトップレベルの治療成績を得ています。その一方で、根治性を確保しつつ安全性やQOLの向上を目指した、各種低侵襲手術、温存手術もロボット手術も応用しながら積極的に行っています。
医学は単なるscience ではなく、artであります。科学は私たちの命を守ることはできますが、科学だけでは臨床医学を解決することはできません。当科の研修では、外科の日常診療で遭遇する疾患や病態に適切に対応できる診療能力を身につけるだけでなく、医師として必要な、人間性も含めて学べるようにしたいと考えております。
到達目標
- 一般目標
- 全科共通
- 経験すべき症状・病態・疾患
- 前科共通
- 経験が求められる疾患・病態
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- 乳腺疾患の診断(触診、マンモグラフィー、超音波検査、穿刺細胞診)
- 腹部疾患
- 胃・十二指腸
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- 上部消化管造影が実施可能であり、読影できる。
- 上部消化管内視鏡検査が実施可能であり、所見をとれる。
- 肝胆膵
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- 腹部超音波検査により肝胆膵疾患の診断ができる。
- 腹部CT検査により肝胆膵疾患の診断ができる。
- 直接胆道造影(PTC、ERC)の読影ができる。
- 大腸疾患
- 注腸検査が施行でき、読影できる。
- 小腸疾患
- イレウス管を小腸まで挿入できる。
- 急性腹症
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- 急性腹症の腹部所見をとれる。
- 急性腹症の単純X線・CTを読影できる。
- 急性腹症の超音波検査ができる。
- 以上の手段により急性腹症の鑑別診断ができる。
- 肛門疾患
- 内痔核、痔瘻、裂肛の診断ができる。
- 特定の医療現場の経験
- 緩和・終末期医療
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- 心理社会的側面への配慮ができる。
- 緩和ケアが理解できる。
- 告知をめぐる問題への配慮ができる。
- 死生観・宗教観への理解と配慮ができる。
- 臨終の立会いを経験する。
研修方法
研修は、基本的に病棟で行う。必要に応じて、外来患者の診察も行う。
選択研修
選択科目として研修する場合にはさらに日本外科学会専門医の取得なども念頭におき、術者として手術経験を積ませる。また、救急疾患、一般外来、癌末期患者のケア、手術手技などを含めた内容を経験してもらうために、関連施設(国立横浜病院;西山臨床教授の指導)での実習も行います。
指導体制
診療科責任者 遠藤 格
評価方法
- 口頭試問
- 受け持ち患者について、疾患の理解・治療方針作成等に関する試問を行う。
- 自己および指導医評価
- 基本的手技について評価表を作成し、評価を行う。
- 指導医評価
- カルテ記載、退院時サマリーの評価を行う。
- 同一患者の受け持ち看護士による評価
- 患者への説明方法やコミュニケーション等につき評価を行う。




