平成14年度 学術情報センター市民講座 講義概要
平成14年11月7日(木)〜平成14年12月5日(木)の期間によこはまアーバンカレッジにて開催いたしました学術情報センター市民講座の講義概要を公開しております。
1 テーマ
「地域通貨の可能性〜“ひと”と“まち”の再発見〜」(全5回)
2 講座趣旨
地域通貨とは、互いに助けられ、支え合うサービスや行為を時間や点数、地域やグループ独自の紙券などに置き換え、これを「通貨」としてサービスやモノと交換し、循環させるシステムのことをいいます。地域通貨としては米国のイサカアワー、タイムダラー、英国のLETSなどが有名です。我が国でも数年前から各地域で広がりをみせ、現在、42都道府県で134以上の地域通貨があるといわれています。
地域通貨は、経済優先などのために切り捨てられた地域の「人のつながり」や、「心の豊かさ」を取り戻し、まちを再発見し、地域コミュニティを再生しようというねらいから始まったものです。地域経済を活性化したり、デフレを脱却したりする目的で導入することも可能なため、この後の動向には着目すべき点が数多くあります。本講義では地域通貨の本質を踏まえ、世界各国や我が国でどのように展開してきているかを学習しました。その上で、まちづくりにおける地域通貨の今後の可能性を検討し、それがグローバル社会においてどのような意義をもつか考えてみました。
・講座パンフレット
3 各回別講義概要
第1回 エンデの遺言から始まった
NHK放送総局エグゼクティブプロデューサー 河邑 厚徳 先生
第2回 地域通貨ゲーム・ワークショップ
横浜市立大学国際文化学部教授 川浦 康至
第3回 様々に展開する地域通貨
都留文科大学非常勤講師 泉 留維 先生
第4回−1 地域通貨の現在、そして未来〜「アースディマネー」実践報告とITを活用した今後の展開〜
(株)日本総合研究所創発戦略センター研究員 嵯峨 生馬 先生
第4回−2 電子地域通貨LOVESと市民参加型まちづくり
慶応義塾大学SFC研究所非常勤講師 小林 隆 先生
第5回 グローバル社会のなかでの地域通貨
横浜市立大学国際文化学部助教授 毛利 勝彦