猫サヴィ  NO.3
Sept 2005

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▼福浦キャンパスのネットワーク障害について(8月・9月)

2001年夏に発生したCode REDに続き、2003年のBlaster、2004年のSASSER等、Windows OSのバグをつく ウイルスに世界中の多くのパソコンが感染しました。これらはネットワークに接続している だけでアプリケーションのバグをついて感染するネットワーク感染型のウイルス(ワーム)です。
今回の福浦キャンパスのネットワーク障害はBlasterの亜種welchiaワームによるものと思われます。 すでに2004年に 運用情報のページにて対策等を掲載し、IDS(侵入検知システム・監視装置)にて ウイルスを検出した際にはユーザに駆除していただいております。
感染したノートPCが学外から持ち込まれると、莫大な量の探索データを放出し続けて バグ修正していないすべてのパソコンに感染します。また、回線を圧迫するために 正規のデータが流通しにくい状態になり、さらには処理能力を超えるため ネットワークサービスが停止してしまいます
最新のWindows UPDATE、ウイルス対応ソフトを導入していないパソコンを学内LANに接続しないでください。
現在サービスが停止した場合には再起動して対処しておりますが、下記のような対策をとって くださいますようお願いいたします。

ウイルスに感染しないために. . .
1. バグ修正の徹底
 ・OSやアプリケーションのバグ修正、特にWindows UPDATEの実行
 ・OSは、メーカーサポートが打ち切られる場合があるのでできる限り最新バージョンにする
2. ウイルス対応ソフトおよびファイアウォールソフトの導入
3. サーバ上の不要なサービスの停止
 ・サーバ上の不要なサービスやアプリケーションは必ず停止する
 ・各種ログは定期的に確認し、不審なアクセスがないか確認する
4. 機器の切り離し・停止
 ・ウイルス感染等が発覚した場合はネットワークから切り離し、速やかに対応策を実施する
 ・パソコンは立ち上げたままにせず、こまめに電源をきる
 
▼メールはサーバに残さない設定にしましょう

メールを大量にサーバに残しておくと読み出しに時間がかかり予期せぬエラーとなることがあります。 できればメールはサーバに残さない設定にするか、期間を区切って (30から60日程度)サーバから削除する設定にしてください。
情報教育実習室のパソコンではGraceMailで
メニューの「設定」→「受信 」→「受信方法の設定 」→「受信したメールをメールサーバから消す」 にチェックをいれてください。デフォルトではこの設定になっています。
Outlook系では
ツール→アカウント→プロパティなどで受信メールに関する設定ができます (バージョンによってはメニュー名・項目名が多少異なります)。
大容量のファイルをメールスプールに残しているユーザにはお知らせして、メールスプールを削除していただいています。 ご協力をお願いいたします

▼迷惑メール対策してますか?

最近「迷惑メールがたくさんきて困る」という問合せが多くあります。 7月号でお知らせしたとおり、市大のウイルスウォールでは不正中継ホストデータベースを 参照してブラックホールリストに登録されたホストからのスパムメールを拒否しています。 新種のものが次々と出ているため、リストにないものは通ってしまいます。
メールツールの振り分け機能を利用したり、市販のセキュリティソフト(シマンテック、 トレンドマイクロ、ソースネクスト等の製品があります)の導入をおすすめします。
実習室パソコンで利用できるGrace Mailでは
「設定」→「受信」の「メール振分けルールの設定 」にて 表題などに含まれる語句を指定して別フォルダに振り分けることができます。
Outlook Expressでは
ツール→メッセージルール→メールと選択して説明にしたがって設定してください。


横浜市立大学 経営企画室 施設管理担当(情報システム運営室)
URL: http://www-user.yokohama-cu.ac.jp/~center/index.html