本項では不測の事態に備えて業務データのバックアップをとります。
  以下のことに留意してください。

 バックアップはMOを利用してください。
   (別ドライブや他のリムーバブルをお持ちの方は
     そちらを利用してください。)

   根拠:
    ○殆どの課で一台は外付けMOを所有していると思われる
      (使いまわせば周辺機器を別途購入する必要がない)
      ディスク事態は個々のものを使用してください

    ○復旧までの間、他の機体でMOを介して業務が行える。
      (緊急にデータが必要になる場合に対処ができる)
 
    ○データが外部にあるため
      システムを再構築する必要があるときに
      ドライブのフォーマット→インストールで
      速やかな復旧が行える。
    ○危険性があるのはインストール先のHDDだけであり、
      万一の際にデータの全壊を回避できる。

  
 バックアップした業務データは
   他者が触れられないよう厳重に保管しておいて下さい。
    
   MO等のメディアは持ち運びができるため、
   インストール作業が終了するまでの間は
   第三者が閲覧、複製できぬよう厳重に保管していてください。


 インストール作業が正常に終了した時点で、
   
バックアップデータは破棄(物理フォーマット)してください。
  
   可能であれば削除終了後にMOに『デフラグ』をかけてください。
   (ディスクからのデータ復元を困難にします。)





長期間運用している機体や既に不安定な(青画面を表示する)機体、
  各種ソフトを繰り返し導入・削除を繰り返している機体等は
  既にシステムが老朽化しています。

  今回はウイルス監視のプログラムをシステムに組み入れるため、
  老朽化や不安定な状態にあるシステムが
  運用に耐えられない可能性があります。


  私は今まで各事務室のお世話になり、
  その際には併せて業務使用中の機体を操作、拝見してきた訳ですが、
  残念ながらかなりの機体が不安定な状態になっていました。

 ここでの不安定な状態とは
   起動時に×強制終了や △警告、
   作業中に突然青い画面にてフリーズするような状態です。

   特に特定の作業(プログラムを介さない簡易な処理)
   や起動・終了時に同一のエラーが発生するような場合
   システムが損傷しています。
   そのままの状態では数ヶ月以内にデータを処理きなくなります。


 通常の機体への導入は実にスムーズに行われます。が、
   不安定な状態での導入やインストール作業中での事故等で
   システムが損傷する可能性は未知数です。   




バックアップ - 実作業


業務データのバックアップを取ります。
  今回は簡易な手法を用います。
  
  万一機体が起動しなくなった場合は
  リカバリー後、これらのデータから速やかに業務へ戻ることができます。


MOを利用する場合は作業は非常に簡単です。
  MOを1枚通常フォーマット(できるだけ新規のものが望ましい)
  し、業務で作成したデータを
  通常のファイル操作にてコピーするだけです。

メールについてはは重要なメールを
  『メール内容の保存』(ソフトにより異なる)で
  保存先をMOに指定、保存するだけです。
  
  やり方が不明な場合は
  テキストファイルにメール本文とアドレスを
  コピーアンドペーストで貼り付ければ
  万一の場合でも業務連絡を損なうことがありません。


複数のHDDドライブが存在する場合はアンチウイルスソフト
  を導入するドライブ(通常はC)以外のドライブを選択し、
  同様にデータを複写してください。

  
  上図のアイコンがバックアップ可能なメディアです。
  左がHDDドライブ、右がMO等のドライブです。
  
  インストール先ドライブへバックアップをとっても
  全く意味がありません.。
  

  事務室の利用環境においてはMOディスクが一番
  簡単・安全だと思われます。